<第19話>SOS CALLと緊急時対応
管理会社による月2回のアパート巡回点検があります。
建物が古いのでオーナーも日常点検を行っています。
1 アパートの外回り
温水器、外用電源、雨樋、放置されているもの、マンホールなど
2 ごみステーション
分別の実態、回収されずに残されたもの 汚れ
3 アパートの敷地隣接部分
草の伸び具合
手を入れる必要のあるもので、以下のようなものは業者を入れずオーナーがやっています。
1 アスファルトのひび割れの補修
アスファルトは年数が経過するとひび割れが目立つようになってきます。ひび割れの隙間に入ったごみや土を取り除いて、補修用のアスファルトを埋め込み、ジョロで水をまいてからハンマーでたたきます。
2 アパート周りの草刈り
アパート敷地に隣接した部分の草刈りは、アパート環境美化のため定期的に行っています。
3 ごみステーション分別不備の対応
分別は「金属ごみ」と「空き缶」の区別が間違いやすいようです。
特に、スプレー缶は穴をあけて「空き缶コンテナ」に入れるようになっていますが、「不燃物金属コンテナ」に入れる入居者が大変多いのです。表示をして注意してもらうようにしています。
4 共有部分の除雪
業者用駐車場やごみステーションなど共有部分は関係車両が入れるように除雪機で除雪するようにしています。
しかし SOS CALLはそうはいきません
緊急性が求められる業者対応が一番大変です。
「水漏れしている」⇒ 設備業者
「排水が流れない」⇒ 設備業者
「電気がつかない」⇒ 電気工事業者
「テレビの映りが悪い」⇒ 電気工事業者
「お湯が出ない」⇒ ガス店 or 設備業者
「蜂の巣がある」⇒ 駆除業者
「ドアのかぎがおかしい」⇒ かぎ店
SOS CALLは多岐の業種にわたります。
対応が遅くなればなるほど入居者への影響も大きくなります。
これらのトラブルは、厄介なことにある日突然やってきます。
土日であったりするとさらに迅速な対応が難しくなります。
入居者は困って連絡してきます。管理会社の緊急時対応には、限度があります。
これが、アパートオーナーにとって一番悩ましいことです。
そこでアパート経営上、心がけていることは
第10話の「信頼できる人」ということと関係しますが、
緊急時に対応してくれる業者(人)を複数もつ
それも幅広い対応をしてくれる業者(人)であればなおよい
管理会社からのトラブル発生連絡を受け、いざというとき、電話1本で現場に駆けつけて緊急時対応してくれる業者がいてくれるとオーナーとして心強いし、安心できます。
管理物件には最優先で対応してくれる業者を管理会社がいくつか提携してもっているのがベストだと思います。