消費税が、いよいよ税率10%になった。最初の税率3%のことを思い出すとき、これは「悪魔の発想」であると感じる。その理由は、いたって簡単。要するに、「税率さえ上げればよい」という、国民に負担を掛けさせる考えだから。

 例えば、ある企業が財政難の場合、まず取り組むべきは社内の省力化だろう。すなわち、できるだけ無駄を省く。そして、万策尽きた場合には、社員の給与カットとなる。あるいは、最最悪では人員整理となるだろう。

 ところが、この消費増税の場合では、省力化の努力が見えてこない。いったい政府は、国民に自明の形で省力化に取り組んできたのか、と問いたい。企業のケースと同じように「万策尽きて」の増税なのか、と言いたい。そこにあるのは、「まあ、いいや。消費増税さえすれば何とかなるだろう」という発想ではないのか。

 もし、そうであるなら、また次回も同じ発想で、「はい、増税」となるのではないか。これは、まさしく悪魔の発想だ。僕たち下々の民から搾り取れるだけ取る。これを「悪魔」と言わずして、何と言ったらよいのだろうか。僕は無知のせいか、他に表現する言葉を持たない。