目は口ほどにモノを言うというが、実際目だけで人の心の内側を読み取るなんて不可能に近い。ところが口元は、口以上に言葉を持っている。人の心は大体が口元に現れるのである。苦境に立たされている人は口元が自ずと引き締まり、ぼんやりと生きている人は口元が甘い。助平心など、口元を見れば一目瞭然ではないか。

 よこしまな心の持ち主は、少しずつ顔の形が変形してくる。まず口元が歪み、左右対称に口が開かないので笑顔が曲がってしまう。これは、ストレスの溜めすぎ、我慢のしすぎによっても起こりうる現象だ。自分には不釣り合いの環境に長時間拘留されると、思わず歯を食いしばったりする。平常心が崩れるほどの苦境なら、ある時期に見限るのも一つの選択ではある。

 まずは鏡で自分の顔を確認しよう。笑顔は曲がってないですか? たとえ無理だと思われることでも、左右対称の笑顔を失ってないなら大丈夫。まだまだそこで頑張れます。もしも一度は変形してしまったとしても、顔はいくらでも元に戻ります。ストレスを溜めない、充実した楽しい生活を探す。要は心の闇を取り除けばいいのです。

どんなに取り繕うとしても、あなたの心は全て口元に書いてありますよ。そして同時に、相手の心が知りたければ、じっくりと口元を観察してみましょう。きっと相手の本心が見えてきます。

 

 

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