誰でもダイエットには興味があり、多くの女性(最近は男性でも?)は痩せたいと心の片隅で思っていることだろう。しかし、実際に行動に移せる人がどのくらいいるだろうか。

 


 ダイエットを経験したことがあるとしても、完璧に成功を収めてリバウンドしなかったという人は、かなり少ないのではないかと思われる。ダイエットに必要 なものはただ一つ、継続できる力なのだ。

 


 持続と継続、これはダイエットに限らず、何をするにおいても必要である。しかも、大抵の人間には備わっている力である。毎日学校に通い、会社に出勤し、 食事を作り洗濯をし、風呂に入る、誰でも当然のように継続して日々行っていることはたくさんある。


 しかしこれらは、人々にとって生活する上で必要があるから継続できるのだ。新たに勉強を始めたり、スポーツジムに出かけたり、床にワックスをかけたり、 といったことをしようと思えば、強い意志と気合が必要になる。普段の生活にないことをしようと決意する心意気は、確かに大いに評価されるべきであろう。勉 強をしたりジムに通ったりすることで得をすることはあっても、絶対にマイナスにはならない。

 


 ところがダイエットに関しては、「リバウンド」という恐ろしい影武者がついて回る。一瞬目標体重を手に入れたところで、1年後まで維持できる人が極めて 少ないのは、このリバウンドの罠に嵌ってしまうからだ。結果的に、「やらなかったほうがよかった」というヒトもいるかもしれない。

 


 私は、ダイエットには達成とか成功というゴールがないと思っている。ゴールの見えないレースに出るのはきつい。会社勤めと同じことである。しかも会社と 違って給料はもらえないし、出世も昇給もないのだから。決して他人は評価してくれず、延々と自分との戦いであり、自己満足以外に得るものはない。そんな孤 独で虚しい戦いを続ける勇気と決断力のある人間は、やはり少数派だろうし、私の周りには極めて少ない。

 


 目標は数字ではない。継続そのものである。60歳を過ぎても戦う、その決心を20歳の時にした私だけど、そんなに頑張ってきても理想の体は未だに手に入らない。それでも私は戦い続けるだろう。健康でしなやかな老人になるために。

 

 

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