近年、若い母親が幼児虐待に悩んでいる。虐待するなら、子供なんか生まなきゃいいのに。第三者はそう思う。しかし、彼女たちは好きで子供を苛めているわ けではない。気がついたらもう手が出ているのだ。「さあ、苛めるぞ」と決心しているヒトはいない。度が過ぎて殺害に至るケースもあるが、私は母親に同情し ている。

 子供は大体聞き分けがない。いたいけで愚かな小さい生き物だ。自分の思い通りになるなんて、理想を追うのは間違っている。それでも、親は自分の子供につい期待してしまう。だから苛々してつい手が出てしまうのだ。愛情はあっても、おおきな目で見守ることはなかなか難しい。

 子育ては、愛情と根性と諦めだ。今は核家族化が進み、おばあちゃんが孫の面倒を見る時代ではなくなった。若くて経験もない母親が、たった一人で子育てと向き合うのは過酷な試練である。それでもきちんと子供を育てている母親のほうが圧倒的に多いのだから、絶対に負けてはいけない。一旦母親になったからには 愛情と根性と諦めとで戦い続けなければならない。

 母性愛は誰にだって初めからあるし、根性だって誰でも持っている。足りないのは諦めだ。子供を持つお母さんは諦めなさい。期待しなくても、子供はちゃんと自分の力で立派に育ちますよ。そうしないと子供が可哀想。期待をいっぱい背負ってしまうと、小さな肩では支えきれない。どんどん親から離れようとする。 子供が可愛かったら諦めなさい。そうすれば腹も立たない。自分自身にストレスを溜めてるから何かに当たりたくなるんです。小さなモノに当たってはいけない んです。弱いもの苛めは男らしくないよ。母親はかっこよく、踏ん張って蹴っぱて男前になろう。関西では、かっこいいヒトのことを男前と称す。

 

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