エウレカ | essayist-azumiのブログ

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気が向くままにエッセイを書く。
エッセイストのAzumiです。
何か感じるものがあると幸いです。

I wanted to create a space where I can share my writing with everyone.
I'm still practicing my essays but I hope you'll find them meaningful to you.

 エウレカ(eureka)。意味は、「これだ、見つけた!」と閃いた時に使用するギリシャ語である。これは、アルキメデスが言った言葉で有名だ。アルキメデスは物が液体や気体の中にある時、その物体が押しのけた液体や気体の重さだけ軽くなることを発見した人物であり、この法則は「アルキメデスの原理」という。彼は王様に頼まれて、王冠の金の純度を証明する方法を探していた。そして街の公衆浴場で水が溢れている様子を見て、この法則を思いついたそうだ。その時は、裸のままお風呂から飛び出し、「エウレカ!」と叫び法則を証明するべく、家に帰宅した。

 私はふとアルキメデスと「eureka」について子供の頃、本で読んだことを思い出した。「世界の歴史人物伝」、くもん出版が出している漫画だ。アルキメデスはこの本に紹介されていた歴史人物の一人だった。

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 私はお風呂に入る時に大体いろんなアイディアが湧き出る。歌の歌詞、なんの突拍子もない事柄や、仕事での課題、「こんなエッセイを描いてみたい!」、などと、その時において思いつくものはバラバラなのだ。私は暑がりなので浴槽に浸かることはほとんどないのだが、お風呂の暖かい、湯気が立った、現実なのか妄想なのか、境目がわからなくなる感じは苦手ではない。むしろこの白い湯気が醸し出す曖昧さこそが、様々な瞑想へと発展させているのではないかと感じる。

 アルキメデスが浴槽に浸かりながら、ボーッっと水面の水を見つめて、頭をゼロの状態にしてアルキメデスの原理にたどり着けたのはわからなくはない。やっぱりお風呂は、人間が閃くのに最適な場所なのだと私は思う。Eureka! 今日お風呂上がった後にアルキメデスについて書くとするか!