伊藤新道→読売新道のときの話
1泊目 三股山荘野営場 標高2500m 深夜12時より雨
2泊目 奥黒部ヒュッテ野営場 標高1500m
この日は昼間から雨 夜も雨 早朝に止む
という条件で使用
クロスオーバードームの特徴
自立式
シングルウオール
底面も上面も全て同じ生地
良いところ
自立式なので 風に対して圧倒的安心感
シングルウオールなので計量(600gくらい)
わるいところ
底面も完全防水生地では無い
メッシュ構造の網戸が無い
そのため結露なのか雨漏りなのかよくわからないけどテント内水没(マットの上だけ安全地帯)
クロスオーバードームという道具はそういう道具
という事が解って使っています。
1泊目
標高も高く 虫も居ないので 入り口のチャックを半分開けて結露対策をして寝る
深夜の雨でチャックは閉める。但しテントが揺れるくらいの風なので換気口から通気されて結露も通常通り
2日目
テントに戻るとそのタイミングで豪雨開始
雨漏り対策で天井にザックカバーを洗濯バサミで取り付ける(これはいつもやっていて天井の一部フラットになったところからの雨漏りを防いでくれてgood)
豪雨のためチャックは閉めて寝る
その日1日 雨の行動のため ザック 雨具 靴 防止などは湿気を持っている。
夜中 苦しくて起きる
前日 手のむくみがあったので軽く高山に体が反応しているなと思っていたけど、もうここは標高1500m
何かがおかしい
心拍数を計測すると80回/分
そのうち口で息をしないといけないくらいになってきた。
ここは奥黒部ヒュッテ
携帯電話も通じない場所
このまま心筋梗塞になるのだろうか?
もしかしたら自律神経が何か支障をきたしているのだろうか?ととりあえず水を飲む
全然変わらない
よし腹筋して心拍数上げたら下がるのか?
と腹筋20回
余計に苦しくなる
体躯座りして天井を見上げる
どうしよう そのころには 雨だから聞こえなかったと思うが、あのテント変なことしてるんぢゃないか?くらいの荒い息づかい(涙)
どうしよう なんだこれー
とその瞬間 閃いた
酸欠だ❗️
テントのチャックを開く 頭を出す
深呼吸をする
治った(笑)
なんだ酸欠か(汗)
良かった 高山病とか心筋梗塞とかではなくて
と思った反面
この判断力の無さはなんなんだと
自分が滑稽におもえてきた。
勝手に低酸素トレーニングかよ。
その後は ジプロックの袋で雨を掻き出して外に出す作業を5回くらい
おそらく2リットルくらいは掻き出しただろう。
でも不思議なことに チャックを閉めても半開にしてもあまりテント内の水の溜まるペースは変わらない
雨漏りというよりはやはり結露なのだろう。
風が無い低標高の山ということで
通気孔が雨に濡れてペタっと張り付き通気が悪くなっていたことと、テントの生地が濡れると余計に生地の通気が悪くなる。(これはテントを撤収するときに濡れていると空気が抜けずイライラする)
濡れたザックや雨具 靴で湿度100%
濡れた頭が一切乾かないテントのなかの生活
色々と成長した山行でした。
山道具に100点は無いから面白いのよね。
という事で
改善するのが私
届く
使えねー
中華なのでしょうなかい(涙)
安物買いの銭失い(涙)
テントが骨つき600gなのにね
山は色々と成長させてくれますね(爆)
あ~あ…