今年度の某国蜂巣境界の他意牙どらまは、吉田松陰の妹が主人公の 【花燃ゆ】 である。
昨年、【郡市乾瓢柄】 がボク的に大滑りであったため、どうしようか迷ったのだが、一回目を見て
大変感動し、またおもしろかった。
松陰・吉田寅次郎に関しては司馬遼太郎の 『世に棲む日々』 を読んである程度のことを識っているつもりであったが、小田村伊之助なる人物についてはぼくの記憶の中には入っておらず、架空の人物かと思ったほどであった。
司馬作品は確かにすばらしいが、それがすべてだと考えるのは気を付けたほうが良い…と改めて自戒した次第。
吉田松陰のような人物は日本史上の奇跡であると行ってよく、若し彼がいなかったら、あるいは長州以外の他藩で生まれたならこんにちの日本は全く違ったものになっていたのではないか、そういう意味では徳川家康や伊藤博文といった連中よりよほど歴史を動かしたひとであるとぼくは思う。
こどもを文叔父のように育てなかったことを後悔す…って、ぼくはおやじから文叔父のように育てられたような気がしているのだが。
やはり天性の資質の問題であろう。