島田が昼ご飯のコロッケをスーパーに買いに行ってレジで言った。
「お箸はいりません。」少しの間の後、「たった103円でお箸を付けていたらお店は大赤字でしょうからね。」
「ええ。そうなんでしょうね。」レジのおばさんは言った。
「ならどうしたらあなたから身を守れるんだ。」後ろに並んでいるサラリーマン風の男がおもむろにいった。
「お客様には関係のないことですから。」
「いや。あなたはやる気をもっていつもお客様のためにと感じていらっしゃる。」島田は言った。
「ええ。私はそうですね。」
「なら世の中の人はどうして真面目に働いてるんだ。」サラリーマン風の男は言った。
「・・・・・。」
「いや、あなたは私の超能力波動を感じていらっしゃるんでしょう。」島田は答えた。
「ならどうしたらあなた達から身を守れるんだ。」
「いや。身を守ろうとする必要はありませんよ。世界中のお店がつながっていきますから。」
「おほほ。」レジのおばさんは可笑しそうに笑った。
「ありがとうございました。」島田はレジ袋をさげて店を出た。
(おしまい)