常日頃ご依頼を頂いているATF交換ですが、ご依頼が一番多いミッションはZF製8HP 8速トランスミッションとなっております。
今回の作業車両はF20 M135iでしたが、116iや120i、118dも一緒同ミッションが搭載となり、また3シリーズ F30 F31や5シリーズ F10 F11はもちろん4シリーズ F32 F33 F36やE89 Z4 、E84 X1 F25 X3 F26 X4 F15 X5やG系にも搭載されており、他多数モデルが8速ミッションを搭載しております。
オイルパンにストレーナーが内蔵されているタイプとなりますのでATF交換の際はオイルパンも同時に交換する事を推奨しております。
弊社では純正OEM品「ZF製」のオイルパンをご用意しており、純正定価の3割程でご案内できます。

それでは早速リフトアップして作業開始ですが、通常まずはドレンボルトを外しATFを排出となりますが、 ドレンボルトの精度が悪くドレンボルトが外せない為、一部オイルパンを外して排出となります。
※6HPのミッションでも見受けられる事が稀にございます。

オイルパンを外し、オイルストーンでオイルパンの接地面をならし、バルブボディを簡易洗浄し新しいオイルパンを装着となります。

現在のオイルパンはメーカー判断でマグネットの枚数が3枚仕様となっております。

対角線上にボルトを締めていき、最後規定トルクで締め付け、取付完了となります。

後は油温管理しながら規定量充填し(各ギアにシフトチェンジ実施)、学習値リセットをし作業完了となります。
余談となりますが、数カ月前にZFメーカーの方とお話をする機会があり弊社へ御来社頂きました。
ATFについてBMWメーカーは基本的には無交換としていますが、 ミッションメーカーのZFは40,000km毎の交換を推奨しています。 日本では遅れているようですが韓国や中国、アジア圏内ではBMWのATF交換がより身近に 定期交換として行われており、ZFメーカーも推奨しているようです。

交換方法も下抜き充填の他に圧送循環交換などさまざまなやり方がございますが、 ZFメーカーのテクニカルサービスでは下抜き充填にて作業を実施しています。
その理由としては全体の6割~7割前後のATF交換量となりますが、それでも十分に効力があり、 またユーザーのコスト面を考えても最良の交換方法と考えているようです。
圧送循環交換ですとオイル量が増える為、その分コストも割増しとなりますので、 それでしたら下抜き充填で定期的に交換を推奨としているようです。
ATF交換をご検討でしたら是非一度弊社へお問合せお待ちしております。
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部品担当:渡邉