PKC:治療薬について (テグレトール:カルマバゼピン) | espresso-milano

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主にロードバイク・トレーニングについて書いています。
愛車はBMC SLX01 2009です。ローラー台はGYRO V270 負荷MAX。

「PKC:発作性運動誘発性舞踏アテトーゼ」の治療薬の代表として、テグレトール(ジェネリック:カルマバゼピン)があります。

この薬を飲むことで、症状は劇的に改善するのですが、この薬には「副作用」もいくつかあります。

私の場合、1つ目は「耳の聞こえ方がおかしくなる」というものでした。

服用後、音楽を聞くと常に半音下がったような感じになるというものでした。幼少期からピアノをやっていた私にとっては音感もある方なので、普段聞いていた音が、半音下がることで気持ち悪くてかなり辛い思いをしました。

ですが、これについては服用を続けていますと、症状は軽くなっていくようでした。毎日飲んでいるので慣れてしまったのかもしれませんが、今は全く気持ち悪いことはなくなっています。好きな音楽も普通に聞けてます。ただ、音関連のお仕事や、趣味に従事されている方は、どうなのか気になるところです。

2つ目は、この薬には「躁鬱」への薬としても用いられるようで、飲むと頭の中が落ち着くような(冷静になるような)気持ちになるこです。

PKCは常に発作との戦いで、起床してから寝るまでの起きている間に発作がいつ起こるかなど、脳をかなり使うような状態にもなっていたりします。確かにストレスにより、夕方の発作はすごく多くて、動くことすらも億劫なことも数多くありました。

また、私だけかもしれませんが、確かに「躁鬱」の傾向が昔からあった気がしてます。(それもありうつを発症したのもある)

あるときはとてつもない集中力で、ありえないことも成し遂げることも数多くありましたが、ときにスイッチが切れたように何も思い浮かばず、生きてる意味、自分の将来に対する不安、などが駆け巡り、PKCの発作が増え、感情の起伏も激しく、生きる価値がないのかもしれない…とまで、精神的にまいってしまうということがありました。

この薬でコントロールすることで、興奮状態が平準化され、波が穏やかになったとは思います。たまに飲むのを忘れると、頭が混乱しそうなこともあったりするので、減薬には難航するかもしれませんが、それでも当初に比べだいぶ減薬できているので、いつかは飲まなくなる日も近いんだと思います。

そういうこともあり、最近は心療内科で処方していただいてます。私の場合は、うつ病を発症したのをきっかけに、自立支援医療の制度を使うことで保険負担が1割になってます。これにより薬代や診療費などで悩むことも無くなりました。(もちろん定期的な通院、支援制度の更新などは必要です)

副作用については、個人差もあるため、参考程度にしていただければ幸いですし、驚かせるつもりもまったくなく、個人的には飲んで良かったことだらけですが、薬について長く飲んでる私の情報を少しだけでもお伝えしたかったのです。

どの薬も「副作用」はつきものですし、理解した上で飲んでますが、PKCと薬は切っても切り離せないので、いい付き合い方ができることを祈っています。