1938年、世界が迫りくる戦争の影に脅えるなか、第3回のワールドカップがフランスで開催されました。
予選を勝ち出場権を得ていたオーストリアは、ナチス・ドイツに併合されたため、本大会には出場できず、南米のウルグアイ、アルゼンチンも、2回連続でヨーロッパでワールドカップが開かれることを不満として、大会には参加しませんでした。
この2チームに変わって、南米サッカーの実力を示したのがブラジルでした。
「黒いダイアモンド」と呼ばれたFWレオニダスが活躍し、大会得点王にも輝いています。
このフランス大会で、イタリアが連覇を果たしています。
このとき「世界最強」といわれていたのは、決勝でイタリアに敗れたハンガリーでした。
決勝戦でのハンガリーは、信じられないほどの無気力な試合ぶりで、イタリアから2点を奪ったものの、ビオラ、コラシに2つずつのゴールを許して敗退しました。
河成鎮(スポーツ愛好家)