濱 嘉之さんの『最恐組織  警視庁公安部・青山望 』を読了したので、感想を綴ってみる。





エリート警察官たちの活躍を追体験する事により、仕事へのモチベーションが高まると共に最新の社会情勢をネタにしているので社会勉強となるシリーズ最終章🌟






【あらすじ】
東京マラソンと浅草三社祭で覚醒剤混入殺人事件が相次いで発生!警視庁公安部のエース青山の大胆な捜査の末に、暴力団と中・韓・露マフィアの複合犯罪が明らかに。最強かつ「最恐」の組織はどこか?青山と同期カルテットは人事レースを生き残れるのか?公安出身の著者ならではのリアルすぎる書下しシリーズ第12弾、遂に完結!
※「BOOK」データベースより。





つい先日、米朝首脳会談があったばかりだが、〝弱小国家にとって大国を恫喝する最大の効力を学ぶ結果になった〟、〝北朝鮮は自国でミサイルを発射する必要はなくなったわけで、発射台付きの大型トレーラーとミサイルを売ればいいだけ。これに核弾頭が付けば、途上国が何としてでも手に入れたい、最大の武器になることを学習した〟という記述は勉強になりました。






単に北朝鮮が核を放棄すれば済む問題ではなくて、後ろに控えているロシアや中国等の思惑を推し量った上での動きが求められてくる。表向きには北朝鮮が出ているが、実はロシアや中国等に踊らされているだけで矢面に立たされている構図が分かった時は鳥肌が立ったびっくり






本シリーズを通じて、警察組織、取り分け警視庁公安部の働きを学んだ。公安部は事件やテロを未然に防ぐ事に意義があり、幅広い知識や人脈、判断力が求められる。主人公 青山望をはじめとする4人が協力して数々の事件を解決していくのは、胸がすく思いだったニコニコ





組織の中での処世術や心構えを読み進めていく中で学べ、気持ちを高めさせてくれるのが著者の上手なところチュー





エリートがスマートに仕事をするだけではなく、秘訣をさらりと紹介しているのでちょっとしたビジネス書感覚として読めるのが魅力キラキラ





タイトルの最恐組織は何を指しているのか⁈ロシアや中国マフィアかと思いきや警視庁公安部を指してた!というのはシリーズ最終章として、著者の元職場ならではの矜持なのかと邪推してみたり…口笛





何処か後ろ髪を引かれる思いな終わり方をしているので、後日談もぜひ知りたいと思うところ。読み終えた後は得た知識を披露したり、仕事におけるモチベーションが高まること間違いなしの本著。ぜひ皆さんも、ご一読あれウインク