こちらの本を読みました下矢印

みにくいおひめさま みにくいおひめさま
1,620円
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最初の数ページは、このお姫様がどんなに王と妃に愛されていて、どんなに贅沢に幸せに暮らしているか、が綴られています。

ところが、その描写が終わると、「ひとつだけたりないものがありました。エスメラルダは、うつくしくなかったのです。」と、お話が急展開。

娘は「えっ」と思わず私の方を見てびっくりしていましたキョロキョロ

 

 

 

おひめさまの「みにくい顔」の挿絵はありません。

「その顔つきに、どこかへんなところがあったのです。」「鼻はつんと上をむき」「口はへの字にまがり」「目にはかがやきがなかったのです」と、文だけで読み手に想像させていきます。

 

 

 

娘は、「どうしてお顔の絵がないの?見たいのに!」と言って、何度もページを先にめくろうとして私に止められました。

色々あって美しく変化していくお姫様の顔は、一部分づつゆっくりと挿絵で見せてくれます。

そこが娘の好奇心をあおって、最後まで「おもしろい」と集中して読んでくれました。

 

 

 

日本語訳がとても素敵です。

今までの絵本に「出てきたけれど、素通りしていったかもしれない言葉」たちが、この絵本からはストンと心に入ってきました。下矢印

 

 

 

このうえないうつくしいドレスが」

ふたつとないすてきなローラー・スケート」

ビロードのようになめらかな芝生がうえてあり」

「王女の髪は、小麦の穂のように金色にかがやき、それをエスメラルダのおつきのものが絹のようにやわらかくうつくしくかがやくように」

「はくちょうはみずうみでまどろみはじめる

「その人は王さまの前にとおされると、いたってほがらかにわらいかけました」

「夫人のくらしは、つつましいが、きちんとしていてもうしぶんないものだと、」

目のさめるような色のクロッカスがさいていました」

「ながいあいだのぜいたくになれた目には、わびしく見えたのです。」

「エコーのやさしさになぐさみを見いだすようになりました。」

「さいごの三か月はとろけるような青空と、もえるような木の葉がおちるとともに、すぎていきました。」

「まくらをしおっからいなみだでぬらしました。」

「つくりかえるように、手はずをととのえました

 

 

 

 

娘には「分からない言葉が出てきたら聞いてね」と言ってありますが、この本は文脈から意味が想像しやすいので、あまり質問はされず、スムーズに読み進むことが出来ました。

 

 

 

「本当の美しさってなんだろう」と考えさせてくれる、教育的な導きもある内容で、読んで良かったなあとしみじみ思いましたおねがい

 

 

 

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