たまたま語学学校のクラスメートとして知り合って1年をともに過ごした。
頭はいいけど変わった人だなという印象で全く異性として意識していなかった。
卒業後、彼が実家に帰るという時に私の弟がちょうど結婚するタイミングで
引っ越すからと彼から洗濯機を譲ってもらことになった。
父と家まで引き取りに行ったときにきれいに磨かれていて運び出しやすいように準備された洗濯機を父と一緒に車に運んでくれた。
帰りの車の中で父がふと「あんな人と結婚したらいいのに」と言った。その時は何を言ってるんだか、と思った。
語学学校卒業後はお互いに夢を叶えて向こうは東京に就職が決まって私は関西。
たまたま向こうから沖縄旅行の写真が送られてきた。お互い海外旅行が好きで経験豊富だったので
私が今度一人でスペイン人の友達に会いにヨーロッパに一人で行こうとしている話をした。
いろいろ話しているうちに
今度関西に行くから会おうという話になり私はてっきりみんなで会うものと思って待ち合わせ場所に行ったら二人きりだった。
以前に比べて雰囲気がずいぶん変わっていて男らしくなっていてちょっぴりドキッとした。
私の海外初一人フライトについていろいろ細かく調べてくれて親身に相談に乗ってくれた。

彼はすごくまじめで優しくて頭がよくて性格がよいのは一年間クラスメートだったからわかっていた。

見た目は変わってもそこは変わっていなかった。
その当時私は何十にも重なる大恋愛、泥沼恋愛を終わら出たばかりで
もう激しい恋はこりごり、次こそは絶対自分から好きになった人と付き合おうと思っていたから付き合おうといわれたときに、正直迷った。