近所に住んでいた大田原先輩からよく家の掃除を頼まれた。



古い朝日新聞(昭和17年1月1日付)が荷物類の下に敷いてあったので

頼んだら持っていって良いと言われた。

「果戦大の戦海イワハ・比無史戦」と旧字で書かれている。

これより何年も前から中国に侵攻、満州国を建国した。

何と次は真珠湾攻撃でアメリカに挑んだのだ。当時のアメリカの軍事費は日本の12倍。

勝てるわけのない無謀な戦いだった。

そもそも大日本帝国陸軍、永田・石原・武藤・田中が首謀し政権を政府でなく軍部にした。

よく東条英機が始めた戦争と思われるが、石原莞爾がリーダーである。


ドイツではヒトラーのナチスドイツがポーランド、イギリス、フランスに侵攻し連勝していた。

ヒトラーは千年間戦争で負けたことのない日本と組めば世界を制圧できると豪語した。

二国は中世以降最大の領土を手にいれた。

当時、軍事力Aランクの3国はアメリカ、ソ連、ドイツのみであった。

日本もドイツも国土が狭く資源も乏しいので、一か八かの勝負に出る必要があった。

ドイツは世界標準より約25年も文明が進んだ国だった。

はじめはソ連が枢軸国側に味方する予定だったのでやや有利とも言える戦いだった。

日ソ中立条約や独ソ不可侵条約があったので

松岡洋右外相はドイツとソ連が仲悪くわけはないと思っていた。

「ヒトラーが気が狂わない限り、ドイツがソ連に侵攻するわけはない」と読んでいたが

それから2か月後にドイツはソ連侵攻を開始した。

当時の軍事力でいうと、日本B1、イタリアB1、中国Cランクであった。

イタリアは日本と同じくらいの強さで負ける戦いはしたくなかったが

ムッソリーニの独断で戦争に突き進んだ。


条約の前後関係はあまり詳しくないが


日独伊三国同盟が締結された。



ヨーロッパではドイツが、太平洋・東南アジアでは日本が

快進撃を続けた。



しかしミッドウェイ海戦で暗号をアメリカに解読された日本は

その後劣性になり敗戦するのだった。



アメリカは第一次世界大戦前まで

軍事力第17位の国だった。戦争により兵器を輸出して経済大国にのしあがった。



なので第二次世界大戦後も

イラン、イラク、イエメン、リビア、キューバ、アフガン、ベトナムなど・・・

何年おきかに口実をつけて戦争を繰り返している?


アメリカに限らず世界のどこかで戦争は繰り返されている。



アメリカは「世界の警察」正義?であったが経済力が落ちリーダーシップを維持できなくなった。



武器の売買による儲け、宗教上の問題、領土や資源の確保等が

戦争が繰り返される理由だろう。



太平洋戦争は悲劇だった。繰り返してはならない。