新橋「Panasonic 汐留ミュージアム」へジョルジョ・デ・キリコ展を観に行った。
1時間待ち。
小島よしおブログを見たら日本国宝展は2時間待ちだったと書いてあった。
日本国宝展も観たかった。生の運慶の仏像見たかった。
キリコ観たいので、1時間待ちと聞いてガクッとは来なかった。そんなもんで済むと思ったら嬉しかった。
キリコについては子供の頃から「街の不安と憂鬱」?くらいしか知らなくて並の画家だと思っていた→
建物から自転車のタイヤみたいのを転がして遊ぶ少女と不気味な影の絵。
「形而上絵画」ともいわれ、どこかでみたような風景から、何かしら不安を煽る構図。映画に例えたらヒッチコックか。
シュレアリズムの代表的画家とは意外と近年知った。
ピカソが最も恐れた画家らしい。
しかもシュレアリズムとは該当するのはてっきりダリしかいないと思っていた。ダリ展は10年くらいに前に観た。細密だったが、キリコも劣らない。
画像は「吟遊詩人」。モデルを見ながら描いたのだろうが、キリコには人物がこのように見えたのだろう。
なんとか理解しようと、あるいは絵画の意味を考えるが今のエスパーの頭脳ではわからない。
ただ感覚で面白い構図だと心地よさを感じる。やはり不安を感じさせる人の影が左に見える。
キリコの作品には顔なしがよく出てくる。巨像だろうか?向こうの方に窓があり、建物は大きくないのか?
直線による分割は何を意味するのか?地面〓黄色、建物〓白、影〓黒というパターンが多い。シンプルな色のコントラストだと主役が際立つからか。人物はなぜあのバランス、色なのか謎解きみたいで、思考が巡り楽しい。この画家の絵を好きになった。
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