『我が闘争』(1960年スゥエーデン)、ドラマ『大東亜戦争』(1968年・日本テレビ、大島渚監督)
を立て続けに観た。
どちらも1940年代の実際のフィルムが使われていた。
第一次世界大戦を主導したドイツは戦勝国側からGDPの20年間分の賠償金を求められた。
ドイツはハンガリー帝国、オスマントルコ帝国など少ない勢力で世界を相手に戦った。
この頃アメリカ合衆国の軍事力はまだ世界第17位であった。
戦争の賠償金が払いきれずドイツはまたも戦争を起こす。第二次世界大戦だ。
このときのナチスドイツは文明が他国より25年も進んでいた。軍事力がAランクだったのは
当時ドイツ、ロシア、アメリカの三国のみ。
日本とイタリアはBランクだったが世界では上位であった。
なぜドイツ、日本、イタリアと20国以上の同盟国からなる枢軸国で、連合国世界にかかっていったのか?
占領した領土でいうとアレクサンダー大王、チンギス・ハーン、ローマ帝国に次ぐ4位だが
被害とか投入した近代兵器を含めたら人類史上最大の戦争だった。
ヒトラーがソ連進行の際、冬将軍にやられるとかボルガ川の戦いの誤算や
大日本帝国との連繋がとれていたら枢軸国が勝利する可能性があったが
ドイツの頭脳が優れていたのはユダヤ人のおかげでユダヤ人を弾圧した、間違った戦争だった。
経済の問題ではなく、宗教や思想の戦争もあるから良くないと思う。
軍自費も無駄で平和であれば、そのお金をもっと別に使えるのに。
スポーツとか学力とか別のことで競い、戦争をなくせないのだろうか?
図は第二次世界大戦末期。ドイツが降伏したあとの日本の勢力図。