2月23日は「富士山の日」。その昔富士山を好んで描いたら匠な絵師がいた。
その名は葛飾北斎(1760-1849年)。
昨日、NHKの『歴史ヒストリア』で葛飾北斎の特集をやっていた。
アメリカの有名な雑誌が西暦1000年以降の偉大な人物100人を選出したが、日本人で唯一、葛飾北斎が入っている。
葛飾北斎は江戸時代にすでに西欧の画家に影響を与えていたのである。
また、世界で人々が好きな絵画を挙げると一にモナリザ、二に神奈川沖浪裏である。
私も一番好きな絵は葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」である。なんという絶妙なバランスのデザイン録画カメラの無い時代に、波をストップモーションでとらえるとは!・驚
北斎は生前、世界一の画工になりたいと常々言っていたが、その望みは叶ったのでは。
独走的な構図で富士山を描いた「冨嶽三十六景」は大ヒットした。
その後、歌川広重(安藤広重)という若者が北斎先生に弟子入り志願するが断られる。
このことが悔しさのバネになり広重は「東海道五十三次」を発表し、北斎の強力なライバルになるのだ。
葛飾北斎は画の神の領域に達したかった。
極めるってスゴイ!
あと10年生きたいと言いながら90才でこの世を去った。当時としては大変な長寿だ。
かなり稼いだがお金には全く興味なくいつも赤貧だった、画一筋であった。
そう考えて北斎の絵をみるとまた感慨深い。
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