戦後の米国大統領の中で、一番悪い政治を行なった人物はブッシュ（息子）だと思う。
大量破壊兵器（核兵器、化学兵器、生物兵器、放射線兵器）を隠していると言い掛かりをつけて2003年にイラクを攻撃してイラク戦争を起こしたが、けっきょく大量破壊兵器は見つからなかった。
9.11同時多発テロも、テロ国家ということでイラクを攻撃する大義名分としたヤラセだったという説もある。真偽のほどは定かではないが。
ブッシュが世界第二位の原油埋蔵量のイラクの石油利権がほしかったのだろうが、利権は米国よりロ・中に有利なままとなった。
イラク戦争に戦費を遣い過ぎた。戦費50兆円説と300兆円説がある。日本も30兆円損しているともいわれている。
ミサイルの値段は戦車の砲弾一発20万円以上から戦艦の億単位まで、戦争を起こすほど武器商人が儲かるから、なんとか理由つけて世界中に戦争が起きる。
サブプライムローン問題やリーマンブラザーズの破綻もブッシュ政権時代内に起こったが莫大な戦費をつかわずに国内にまわしていればこんなことにならなかったかもしれない。
戦費を環境破壊をくいとめることに回したら、かなり自然破壊が改善されていたはず。
米国の借金は5000兆円以上ある。日本の5～8倍。米国と世界の国々が輸出入で取引しているためたちまち世界同時不況になってしまった。
トウモロコシによるバイオエタノール開発も間違いだと思う。たしかに原油はあと60年以内に枯渇するといわれているから代替エネルギー開発は必要。
しかし、トウモロコシからガソリン1リットル分のエネルギーをとりだそうとすると、耕運機に入れる燃料がガソリン1リットル分必要。1円玉を拾うのに1円分カロリーを消費するのと同じ理屈。
しかもトウモロコシ畑農家を優遇し、大豆畑をアジアに移したせいで、大豆を輸送するのにかなり交通燃料がかかっている。
さらに小麦粉からバイオエタノール燃料をつくると、ガソリン1リットル相当分つくるのに約500円かかる。
バイオエタノールはガソリンに何％か混ぜてつかうが有害ガスもでる。
経済が行き詰まったり、環境破壊は貪欲すぎて自己のことしか考えられず、社会全体のことまで考えられない人が悪因の割合が大きい。
武器商人や過剰な投機筋。
米国がオバマ政権にバトンタッチしても、問題が山積し過ぎていて、今後解決できるかどうか・・・？