今から20年以上前の話――





エスパーとバイト仲間10人くらいでカラオケに行った。





みなちょうどいい酔い心地になったころ、T君がマイクを握った。





西田敏行さんの「もしもピアノが弾けたなら」を歌った。




T君は顔に似合わず意外と美声だった。





その歌声に誰もがやさしくおだやかな気持ちになり、何か胸にじ~んとくるものを感じた。





次の瞬間突然T君が「うっ」と表情が変わった。




エクトプラズム?いやゲロだった。おぇぇぇeeeee・・・




温かい気持ちになっていたカラオケボックスは一瞬にして修羅場になり、バイト仲間たちはある者は大笑いし、ある者はひいたのだった。







リクミィリクミィ:エスパー伊東が年賀状を差し上げます