この一年内に米低所得者向け住宅融資サブプライム、
米証券大手リーマン・ブラザーズが破綻し、
最近も大手保険会社AIGが経営危機でこのときは9兆円の公的資金が投入されなんとかなった。
それから日がいくらもたたないうちに、
金融危機拡大を食い止めるための米金融安定法案が米下院で否決された。
米国発の金融不安は世界の金融不安であり、
この法案が可決されれば世界の金融不安が終焉する可能性があった。
最大7000億ドル(約74)の公的資金投入(税金投入)し、
金融機関から不良資産を買い取るもの。
法案が否決された背景には説明が不十分な上に投入資金が莫大過ぎること、
選挙五日前で議員が有権者の反発をおそれ、
保身にまわったことがあげられる。