私はスペインに居住しており、スペイン企業に勤務しているので基本的なコミュニケーションはスペイン語で行っています。
また、居住している地区はバルセロナ(カタルーニャ州)であるため、カタルーニャ語もスペイン語ではないものの話します。
バルセロナでは基本的な生活はスペイン語が話せれば可能ですし、なんなら生きていくだけであれば英語でも十分です。
ただ、通じるから、生きていけるからスペイン語、カタルーニャ語の勉強は不要という姿勢は私の嫌悪するところです。
バルセロナで生活していると、在住数十年経つのにスペイン語すらまともに話せないという日本人に遭遇することもあります。
事情はあるにしても、実際遭遇すると顔が引きつるほどドン引きするので、生活する以上はその言語を勉強するという敬意を持ちたいものです。
とはいっても、私は平均的な日本人よりも内向的であるため、何も知らないまま現地人と話そうという勇気は持っていません。
ここでは、ある程度現地人と話すまでに自信が持てるようになった私の勉強法を記載します。
なお、私は語学学校に行っていませんので、行く方が効率的かもしれません。
基本的な順番は以下の通りです。
1. 日本語で記載された教科書をとりあえず一周する。
2. Youtubeで動画を視聴する。
3. 2の動画で見た単語を使いながら可能な限り毎日日記をつける。
4. 日記をAIに添削してもらう。
5. 添削してもらった内容を頭に入れながら、寝る前等に頭の中で対象言語を使う。
6. 言語交換会に行って継続的に会える人を探す。
1の教科書について、私が使用したもののリンクを記載します。
私はインプットが重要だと考えていますが、基本的な文法さえ理解できれば次の動画視聴フェーズに移るべきだと思います。
大体6, 7割くらいを抑えれば十分です。
両言語とも、要望や疑念を表明するときに使用される接続法という英語にない文法があり、日本人には概念の理解が難しいため、このような要素を勉強してつまずいては意味が無いです。
現在形、未来形、完了形、点過去、線過去の概念が頭に入ったあたりで次に行って良いと思います。
両言語とも時制の変化に伴って動詞が変形し、多くの動詞の形を頭に入れる必要があります。(完璧にやるなら1動詞につき50以上)
完了形、点過去、線過去の変形が難しいと感じれば、変形が比較的簡単な完了形のみ頭に入れれば十分です。
"やった"という概念は相手に伝わります。
スペイン語教科書
基本的な学習はこの本で十分かと思います。
スペイン語単語帳
単語帳はこれしか使用していません。
カタルーニャ語教科書
カタルーニャ語を勉強するにあたり、自分の心理的ハードルを下げるために買った非常に初歩的な教科書です。
各文法にセクションが分かれており、会話から始まるため理解はしやすいと思います。
スペイン語が話せるようになったあたりで買いましたが、カタルーニャ語の難しさは理解できました。
カタルーニャ語教科書2
上の教科書と同じ著者が執筆したものですが、こちらはより体系的になっています。
こちらから入ってもいいかもしれません。
2の動画視聴についても私が観ている、観ていたものを記載します。
スペイン語
EXTR@
初心者にとって完璧なシリーズだと思います。
こちらのリンクのものはスペイン語と英語の字幕が記載されており、かつ登場人物もゆっくり話すため、基本的な文法が頭に入っていれば話している内容が理解できないということは無いと思います。何より内容が面白い。
アメリカ人がスペインに引っ越してくるという体で、現地のスペイン人3人とのドタバタを描いています。
Easy Spanish
バルセロナやメキシコでトピックに応じた街頭インタビューを行っているチャンネルです。
こちらもEXTR@同様スペイン語と英語の字幕が付いています。
動画冒頭で、どこでインタビューを行っているかに言及するためバルセロナで撮られたものを視聴するようにしていました。
このチャンネルはEasyと謳っているものの実際かなり難しいことが問題であり、私も躓きました。
チャンネル内のプレイリストでは"Spanish A1 - For Absolute Beginners"があるので、それかタイトルに"Super Easy"とついているものから視聴すると良いと思います。
カタルーニャ語
Easy Catalan
上記のスペイン語版と同シリーズです。
語学学校が運営しているようで、他言語もチャンネルで細分化されています。
こちらもA1話者向けのプレイリストがまとまっていますが、スペイン語と比較した場合の話者の少なさから来るインタビュー実施の難しさからかスペイン語よりも圧倒的に難しいです。
https://www.youtube.com/@EasyCatalan
3の日記をつけていく段階ですが、スペイン語であれば上記動画視聴フェーズのEXTR@が理解できるようになった段階で並行してこちらに進んで良いと思います。
ここでは動画で出てきた内容や思ったことをとにかく書いていくことが重要だと思います。
簡単な文章で構わないので、私はやる、といったレベルの文章からキャパシティに応じて拡張していけば十分です。
このフェーズに行くまでには大体3か月かかったと思います。
4のAI添削については、当然ですが日記執筆と並行して行うことになります。
AIに対して、"このチャンネルでは投げる文章を添削したうえで文法の解説をして"のようなプロンプトを投げたうえで自身が執筆したものを投げていく形になります。
関連単語やスラングも教えて、というプロンプトも有効かもしれません。
これは約半年ほど続けました。
5の、頭の中で4とやることは基本的に同じですが、これは会話に向けた訓練と捉えればよいと思います。
どうしても書く際には途中で書きたい内容を調べたりして時間がかかると思いますが、会話ではこうはいかないため頭の中で言いたいことを組む訓練になります。
たまにこのような訓練で思考言語が勉強している言語になった、とおっしゃる人がいますが、遺憾ながら私の思考言語は日本語です。スペイン語で考えるということは出来てません。なので思考言語を変えなくても問題ないと思います。
6が最大の難関です。スペインではアジアが流行っているため日本語学習者も一定数おり、言語交換会に来る人は一定の母数がいますが、継続的に会える人に出会えるかは完全に運です。
また、言語交換会といっても来る人間のモチベーションは様々です。
日本に興味はあるが日本語は学習していない人、学習しているが話せるレベルではない人、ある程度話せる人。。。逆もまた然りで来る日本人も色々なレベルがいます。
ただ基本的にここに来る日本人の言語レベルは高くないことが多いため、ここである程度話せるようになっておけば差別化は出来ます。
ここで捕まえたい人は、前者2つです。継続的に会うためには相互にメリットがあることが重要ですが、相手がある程度話せる状態でこちらが話せなければ会話の主導権を握られるため、こちらにメリットがありません。
こちらが会話の主導権を握りつつ相互的にメリットを確保するためには、このフェーズに行くまでに勉強している言語で相手と2時間程度お茶することが出来るようになっている必要があると思います。
私の場合はここに来るまでに半年程度かかった記憶があります。ただ、これは英語でマスターをやりながら到達した時間軸なので、スペイン語一本に集中して語学学校も行っていれば2か月あれば到達できるのではないでしょうか。
ここを超えるとある程度の会話も可能になると思いますので、英語も喋れるのであれば現地企業への就職が見えてきます。
すると別の地獄が待っていますが、ここまで来れたのであれば既に自身に合う勉強法は確立されていると思いますし、乗り越えられるはずです。
6のフェーズも現地就職のフェーズも結局は出会う人が自分にとって良い人かに依ります。
だらだら書いてきましたが、結局は勉強している言語で喋りたい人に出会えるかに尽きると思います。
