後藤昭「刑事系科目(2)〔刑事訴 訟法〕」ロースクール研究16号71頁
「3 伝聞法則へのこだわり?
取り上げる問題の種類からみると、新司法試験の出題者は、数年来、伝聞法則にこだわっているようにみえる。伝聞法則の正確な理解を求める気持ちは理解できる」
過去の新司法試験の刑事訴訟法の問題を見る限り、新司法試験実施当局が伝聞法則にこだわっているのは、後藤先生の指摘の通り事実だと思います(同種前科、類似事実の証拠能力が問題となった第2回目を除いて、サンプルテスト・プレテストも含めて、証拠法については伝聞法則が出題)。
伝聞法則について、伝聞証拠禁止や伝聞例外の構造は理解できても、具体的事実を前にして、伝聞証拠への見極めが難しいところです(あてはめの難しさ)。新試験対策としては、伝聞法則の問題(特に伝聞と非伝聞の区別の論点があるもの)をたくさん集めて、それを集中的に解いて、答案作成してみて、慣れるしかないのかもしれません。「百マス計算」ならぬ「百マス伝聞」という問題集でもあると、受験生にとってはありがたいかも。