チーム・ポリシーウォッチ(野村修也のブログ寺子屋)

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私も朝刊各誌をみましたが、なかなか厳しい評価が続いています。


しかし、世の中に山積する問題は、あっちを立てればこっちが立たずの関係(環境と経済成長、格差是正と成長戦略)にあることが多く、さまざまな利害関係をもった全ての団体から高得点を得られるのは、難しいと言うべきでしょう。その意味では、やむをえないところはあるのかな、という気もしています。


自民党も民主党も、マニフェストの策定にあたって、全国知事会など評価する団体の目が気になると思いますが、全ての利害をふまえた団体ではありません。たとえば、全国知事会が示す地方分権が、国民一人一人を豊かにするかはまったく検証されていません。知事会の案が正しいか否かは、今後検証されるべき問題で、人気取りのために安易に乗っかるのはむしろ批判的に考えるべきでしょう。


当たり前ですが、やはり政治は国民のためのものです。一部の人たちだけのものでは決してありません。選挙にあたっては、国民一人一人が、自身の立場から、投票行動(棄権も含む)をすべきだと考えます。