受験生のみなさま、お疲れ様でした。


平成21年度旧司法試験第二次試験論文式試験問題(法務省ホームページ)

http://www.moj.go.jp/SHIKEN/h21ronbun.pdf


以下は現時点での感想です(詳細な検討をしていませんので、出題者の意図とはずれている可能性があります。ご了承下さい)。


刑事訴訟法は第1問でビデオ撮影がまた出題されていますね。

民事訴訟法は、第1問で一部請求、過失相殺、弁論主義という受験生にとっての典型論点です。ただ、ここからは推測(邪推)ですが、単に論点の論証を並べるのではなく、本問の事案との関係を意識した方が、高得点につながるように思います。第2問は同時審判の申出が出ていますが、一部の例外を除き、基本は通常共同訴訟と同じということを理解していれば、解ける問題だと思います。


これに対して、民法は意表を突かれた問題のような気がします。落ち着いて考えれば、難しいことを聞いてはいないような気もしますが、受験会場でいざ問題をみたとすれば、思考が停止してしまうかもしれません。