----- 俳人清水杏芽氏に学ぶ。 -----

----- 俳句は十七音字と「切レ」とで成立する一行詩である。 -----

----- 「切レ」のない十七音字は俳句ではない。 -----


私が清水氏へ出した二回目の手紙の概要を紹介しておきます。

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清水杏芽 様            2001年11月30日


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私は、3年ほど前に、お手紙を差し上げまして、

「切レ」についてご指導をお願いしました者です。

その内容は、次のようなことでした。

一番目は、「切レ」の理論を加味した先生の作品集を

入手したいということ。

二番目は、初心者にも解る「切レ」についての意義や

用い方についての解説書を、特に動詞活用表を例示

して、書いて欲しいこと。

三番目は、現代の著名俳人の「切レ」のない作品を

捉えて、どの箇所に、どのような言葉を用いれば「切レ」

が生じるのか、具体的な添削例を示して欲しいこと。


清水先生のお返事では、「切レ」のある俳句のみを

集めた作品集は、まだ発行されていないということでした。


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将来にわたる私の俳句学習資料として役立つ資料を

マトメたいと考えました。

そこで、同封の資料

『「切レ」と俳句の正体 -清水杏芽氏に学ぶ-』

を作成するに至りました。但し出版を目的としたもの

ではありません。

資料の「はじめに」と「おわりに」以外は、先生の著書

から抜き出して、易しい言い回しにしたものです。


さて、私は国際語エスペラントを、この25年間(2001

年当時)使用しまして、世界の人々と文通したり、来日

者を歓迎して旅行案内をしたり、私自身も幾度か外国

旅行をしています。

外国でも、俳句に興味を持っている人はかなりいます

ので、後日機会があれば私の資料をエスペラント語に

訳して、日本の「本当の俳句」を紹介したいと考えてい

ます。


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ぜひとも小生の意図をご理解いただきまして、国際語

エスペラント訳を、ご許可いただきたく、今回お手紙を

差し上げました。


他に、二つの資料を同封していますが、どちらも俳人

と俳句評論家に対して、「切レ」についての正しい認識

を促すため送付した私の手紙と、それを受けて書かれ

たと思われる俳句評論家の記事(写)です。


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以上、はなはだ不躾に、未熟な小生の作成資料検閲

とエス語訳作成のお願いを致しましたが、「本当の俳句」

を伝えるために、少しは役立つものと考えています。


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              一俳句愛好者として