ご無沙汰です。
実は今、知人の転職活動のお手伝いをしています。
親身になりすぎるのが私の癖ですが、今回の活動でいろいろ感じたことがあります。
まず今の転職状況ですが、最悪ですね。最悪な部分は案件自体が無いということです。
また、応募条件も異常です。
●学歴条件
・一流大学卒業
・4年制大学をストレートで卒業
・4年制大学を優秀な成績で卒業
●年齢制限
・35歳まで→実態は20歳台以下
・年齢制限無し→実態は33歳以下
※これは実際に応募した会社に別経由で確認したら、「年齢制限は設けてないことにしているけど書類に目を通すのは35歳以下だけ」との回答。
●転職回数
2回まで。つまり経験会社3社まで
とまぁ、主に学歴と年齢が全てです。これ、事実なんですね。
どんなに経験があっても年齢と学歴で抽出されます。
なので、ウソの年齢に併せて職務経歴のスタート時期だけを変えて、学歴を一流大学に変えてみたらオファーがくることくることw。知人を落とした会社から速攻でオファーが来た時は笑いまくりました。
つまり内容なんてみてないんですねぇ。馬鹿ですねぇ。
あと「あなたが過去に作成した計画書を見せろ」 や 「今後のサービス案を持ってきて」とかいう会社は駄目です。単にその会社にとって必要なアイデアが欲しいだけで採用する気なんて全く無しですから。
なので、面接前や面接時にこういうことを言われたら、即辞退することをお勧めします。無駄にあなたのスキルを出すことないでしょ。
転職エージェント会社の対応も悪くなっています。
派遣系の転職支援会社は、大学卒、転職回数2会以下、35歳以下、その経験5年以上の全ての条件を満たしていないと登録すらできません。また、実際のコンサルタントも社会人経験数年の素人ですから、あなたの仕事のことを伝えても何一つわかってもらえません。
現在は書類通過率25%、2次面接通過率20%ですから、ほんと転職できるのは奇跡にちかいですね。
応募しても返事なんてこないしね。
年齢だの学歴だと言って会社がいかに応募者を愚弄しているかが解りますよね。
世の中には優秀な人はいっぱいいて、事業縮小や倒産などで否応なしに転職スル人が多いのに、やれ無職期間が長いだの、回数が多いだのと文句言って選別してさ。
ほんと嫌な時代です。
だから、私はこういう理不尽な会社や転職支援会社を全て記録し分析してみました。その際に判明したこと。
・嘘の募集要項を書いている
・そもそも採用枠が無いのに面接している
・一流大学卒とかちょっと差別的なことを書いている
・面接時に「プラン持ってきて」と言って、それを自社に利用している会社
・登録条件が異常な転職支援会社
・お客様である会社と癒着している転職支援会社
・応募してないのに勝手に応募してしまう転職支援会社
・案件が無いのに、あたかもあるようにして対応人数を増やしている個人転職エージェント
・何も解らない転職支援コンサルが所属している会社
あーもう!
ほんと馬鹿な会社ばっかりだ。
まだまだ増えそうですね。