NHK Eテレの『ネコメンタリー 猫も、杓子も。』

 

小説家、漫画化、作曲家等の「物書きさん」と、一緒に暮らす「猫さん」の日常を映し出す人気番組ですが、先月末に放送された「有川ひろとトム」回の録画を拝見しました。

 

以下、番組サイトより。

 

 

「図書館戦争」シリーズなどで知られる小説家・有川ひろさん。

愛猫トム(9歳・オス)は自身の著作「旅猫リポート」が映画化された際に、主演を務めた猫を引きとったことが現在に至るきっかけだった。

 

今やすっかりトム中心の「猫ファースト」となった暮らしの中で、ときに身近な題材をフィクションの世界に織り込みながら、創作に打ち込む。

 

デスクの横で、リビングの床で、トムに見守られながら言葉を生み出す姿にカメラを向けた。

 

 

有川先生といえば、宝塚市在住で、宝塚歌劇ファンとしても有名なお方。

 

ご自宅では、望海風斗さんらのスチールがたくさん飾られ、テレビラックにはたくさんの歌劇のブルーレイディスクが並び、執筆中のPC回りは礼 真琴さんのBDジャケットがしっかり映り込み……至るところにタカラヅカへの愛が溢れていて、ウルっと来てしまいました。

 

前述しましたようにこの番組が放送されたのは10月末ですが、撮影は8月

つまり、とても悲しい出来事が起こるよりも前に撮影されたものでした。

 

「タカラヅカが好き」と嬉しそうに語る有川先生の姿に、胸が痛かったです……。

 

わたしの場合、タカラヅカファンではあるものの、コロナ禍で観劇できないでいる間に大好きなスターさんが退団してしまいました。

だもんで、現在のタカラヅカについては、彼女の在団中ほどの熱量をもっていない、というのが正直なところです。

(次の「贔屓」が見つかるまでは仕方のないことですが。)

 

その関係で、最近の大問題についても、ファンの第一線からではなく、一歩引いたところで冷静に見守っている感覚ですけれども……お亡くなりになった方のご遺族はいうまでもなく、第一線に身を置く熱心なファンの方々についても、そのお気持ちを思うと非常につらいものがあります。

 

すべてのジェンヌさんやスタッフさんが、健康で文化的な生活を送りながら舞台を作り上げていくことができる環境に改めていかなければなりませんよね。

 

そして、有川先生の愛猫・トムくん

 

『猫侍』のあなごちゃんや「ふてにゃん」こと春馬くんと同じ、大手動物プロダクションに所属するタレント猫さんでした。

 

久しぶりに拝見する元気そうな姿に、癒されましたわ。

 

事務所の先輩・あなごちゃんの場合は、一般の猫(?)として生活していて、出産などを経てから女優デビューし、ブレイクしましたよね。

一方、トムくんは、若いうちにブレイクした後、「普通の猫に戻ります」となったわけですか。

 

いろんな人生ならぬ「猫生」がありますね……先生とトムくんの穏やかな日々に、こちらも優しい気持ちになりました。