NHKで放送していたドラマ『やさしい猫』

全5話が終了してから数週間が経ってしまいましたね。

 

原作である新聞の連載小説をずっと読んでいたので、物語の展開は知っていましたけれども。

映像化されることで制度等がよりわかりやすくなり、そして新たな発見もあって、毎回興味深く拝見しました。

 

んでも!

やはり、あの小説を全5話で描くのはきついというか、時間が足りなかったように感じて!

 

クマさんの一人称が、原作では「おれ」がドラマでは「ぼく」になっているところや、マヤちゃんがミユキさんを「お母さん」と呼ぶところ(原作では「ミユキさん」)などは、「これはこれでありだよね。原作と違ってても違和感なし!」と思いました。

 

んでも、たった5話では、原作のあれもこれも描くことはできなくて

 

マヤちゃんとハヤトのほろ苦い別れとか、ナオキくんが実はクマさんのことが好きだった件とか、ラストに生まれた赤ちゃんの名前(アキラ)の由来とか、描いてほしかったな~って思うことがたくさんあります。

 

だもんで、ドラマ化はすごく嬉しかったし、毎回興味深く拝見したんだけど、全8話くらいにしてほしかった!と思ってしまいます。

贅沢な悩みですかね?

 

ただ、キャストのみなさんは全員イメージに合っていて、すごく良かったです!

 

クマさん役のオミラさんは、原作のクマさんよりもお行儀がいい&賢そうな感じで素敵でした。

 

ナオキくん役の南出凌嘉くんは、前述したとおり、マヤちゃんではなくクマさんのことがずっと好きだった件はドラマでは描かれなかったけど(小学生の場面では、クマさんに「ドキドキしちゃう!」とは言っていた)、それを知っていてドラマを見ると、また感慨深いものがありました……。

 

ということで、時間が足りない!もっと描いてほしい!という部分はありつつも、好きな小説が実写化されて嬉しかったし、さらに勉強になりました。

 

キャスト、スタッフの皆様、そして原作の中島京子先生、誠にありがとうございました!