「警視殿」こと小泉孝太郎さんと「寅三(とらみ)先輩」こと松下由樹さんのバディが楽しいドラマ『警視庁ゼロ係 ~生活安全課なんでも相談室~Season5』。
最終回を迎えてから既に1週間が経ってしまいました。
テレ東の「金曜8時のドラマ」は最大で8話まで!だと思っていたので、今回のシーズン5がまさかの全10話だったことに感動しました。
だってさ、第4話を観終わった段階でさ、「ああ!もう半分終わってしまった!」と寂しく感じていたからさ……最初の段階で「今年は全10話もありますよ」と教えてくれていたら良かったのに~。
オリンピック中継に備えてか、夏シーズンはこの枠のドラマが無いそうですね?
それゆえ、「ゼロ係」の予算や放送枠が増えたのかな。
とても嬉しかったです!
ということで、大人気シリーズ「ゼロ係」シーズン5の感想を。
番組のロゴが変わり、主題歌の雰囲気も大きく変わったので、「今年のゼロ係は、新しいことをやりますよ!」という気合がよく伝わってきました。
ただ、ファンがゼロ係に期待しているのは、リアルやシリアス、ハードボイルドではなく、ゆるめのミステリー(だと思う)。
だもんで、ちょいちょい「今年はやや重いかな~?」と思うことはありました。
でも、そこはさすがにシーズン5。
最後までに必ず帳尻を合わせてくる!
「感動させるようだけど、あくまでゼロ係です」として仕上げてくるのがお上手でした。
特に、文平ちゃんのエピソード!
「ゼロ係に期待してるのって、こういう雰囲気じゃないんだけど……」と視聴者を戸惑わせておいて、そう来たかー!!と。苦笑。
今回は、シリーズ初の春シーズンでの放送でしたし、こういう斬新な展開もアリですかね?
個々のキャストさんについては、お馴染みのゼロ係に新メンバーが加入しました。
桜庭さん(TKO木下隆行さん)に代わって、大林夏彦さん(ノンスタ石田 明さん)。
イエロー担当のカレー好きぽっちゃり男子の桜庭さんに比べると、夏彦さんはまだキャラが薄いというか、模索中かな?という印象でした。
桜庭さんといえばおとぼけキャラでしたけれども、夏彦さんはむしろツッコミ系。
しかし、ゼロ係のツッコミといえば靖子さん(安達祐実さん)。
そんなわけで、夏彦さんのキャラ・立ち位置がまだよくわからないというか、改善の余地が大アリな気がしました。
あとは、今回の管理官・保科さん(中山美穂さん)。
かつてのシリーズで登場した若村麻由美さんや斉藤由貴さんに比べるとオーラというかアクが弱い印象でしたが、最終回を見て「こういう設定なら、納得かな」と感じました。
ということで、早くも「ゼロ係」ロス……と思いきや、先日の土曜日夜9時からBSテレ東にて、シーズン3の放送が始まりましたね!
ご興味がおありの方は、是非ご覧くださいませ!
あとは、完全なる余談なんですけれども……。
春シーズンにテレ朝「一課長」とテレ東「ゼロ係」という個性派警察ドラマ(笑)にどっぷり浸ったお陰で、夏シーズンの「刑事7人」「キントリ」の世界観にまだ入り込めていないんですよね……汗。
「一課長」「ゼロ係」は、ちゃんとミステリーではありますが、ゆるさも満載(笑)の愉快なドラマです。
その直後に、シリアスだったり、陰謀が渦巻いていたり、セクハラ・パワハラが普通に登場したりする警察ドラマを観ると、なんというか重すぎるように感じてしまい……毎回観ているシリーズなのに!
「一課長」「ゼロ係」を同時期に放送すると、こういう副作用が出ちゃうんですね?苦笑。
仕方がないので、「刑事7人」や「キントリ」の舞台に、笹川刑事部長や警視殿&グレート・トラミ(笑)を乱入させて世界観を中和させるように脳内処理しています。