本作で映画上映後に行われるトークショーはこれが初めてということで、蒼井は「ネタバレを気にせずお話しできるのでうれしいです」と笑顔で挨拶。司会者の「十和子と陣治が暮らす部屋の散らかり具合がリアルすぎて衝撃だった」という感想を受けて白石は、「デビュー作からお願いしている今村(力)先生という美術の巨匠の方にやっていただいた。尋常じゃない飾りを毎回してくれるんですが、その真骨頂が出ましたね」と満足げな様子を見せる。蒼井は「本棚を見るとその人がわかったりするじゃないですか」と前置きし、「十和子はフェミニンなファンシー系タイトルのかわいい小説を読むことがわかって、本棚見てるだけで疲れてきて(笑)」と述懐。「陣治に向けた態度と十和子の世界観にはギャップがあることがわかって、今村さんすごいなと思いました」と細部へのこだわりを称賛する。(引用)