おばあちゃんから孫へのお手紙 | 「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

医療の基本がお互いの信頼関係の構築と考えています。
患者さんの素朴な疑問に「傾聴する」姿勢が最も大切と考えています。
「相手を思いやる気持ち」を大切に、
前向きに研鑽を積んでいきますので、皆さん御教授の程、お願い致します。

今日はゴルフコンペで空模様は怪しかったですが、何とかもちました。

さて、今日は私の母より孫に送られてきた今日の文章を少し紹介させて頂きます。


 今年も余す所数日となりましたね。

00君、00ちゃんも元気で勉強をがんばっている事と思います。

余り無理をしないで、体に気をつけてくださね。

体あっての勉強ですからおばあちゃんはそれだけが心配です。

 次に少し早いですが「お年玉」をいれて送りますので受け取って下さい。

これから師走の寒気もひとしお感ずる様になりますので、風邪をひかない様にお父さん、お母さん

を大事に親の言う事を良く聞いて良い人間に成長して下さい。

 次に00君に一言

「親の意見と茄子の花は千に一つも仇が無い」

と言う諺があります。

 それは茄子の花はむだ花は無く必ず実をつけると同じように親の意見も無駄のものは何一つ無い

と言う事です。

 00君も良い子ですが

これからも親の言う事を良く聞いて一生懸命勉強してお父さんの果たせなかった、

国立の医大を目指してがんばってください。

 00は懸命に0から歯医者を初め、親に苦労をかけた点を大変後悔しています。

あの子は昔から優しい子で、人に意地悪したり、いやな事は決してしない子でした。

 今息子はたまに電話するとこう言います

「人の痛みが解らない医者は、病を無くす資格は無い」

と何時も言っています。

 医者になりたくて、人を助ける仕事に着きたいと、家業を放り投げ、裸一貫で苦しくても

ぐちも言わず、「今に解るさ、今に人は分かってくれる」

と歯を食いしばってやりぬいたんですよ。

 いかにも頼りなくほとんど叱らず、00に何時も叱られて00君からすると、

情けない父親像に写るかも知れませんが、息子は00君や、00ちゃんの事を、遠くから見守って

いるんですよ。

 お父さんに負けないように

「患者さんに親しまれ、尊敬される人間」におばあちゃんはなってほしいな。

 お父さんお母さんによろしくいってください

                  さようなら・・・


 これは私がゴルフコンペから帰ってきたら机の上に封が切られておいてありました。

わたしは、父の意向に沿わず、自分の好きな道を選び、家を飛び出してきました。

「親孝行する時に親は無し」

この言葉の重みを感じつつ、本当に両親には親不孝者の男です。

 これからも脚光をあびなくても、人が褒め讃えてくれなくても、勲章がなくても、

あくまで「ホームドクター」としての居場所で日々研鑽を積んで歩んで行きたいと思います。

 これからも皆さんの御意見を謙虚に捉えて、お力添えをして頂ければ幸いです。

                     http://www.mizutani9620.com 水谷歯科医院