今日は支部の忘年会でふぐに舌ずつみを打ち皆ご満悦の御様子でした。
誰しも駆け出しの頃は謙虚で、低姿勢、患者さんにもいたれりつくせりで対応して、「何が何でも軌道に
乗せるんだ」
という、強い意志を持ち事にあらると思います。
しかし、人間の嵯峨で、日々のありがたさ、人に対する感謝の念が薄れてきます。
最初は、「あーよかった、これだけの人でも来て頂ける、ありがたい」
しかし、患者さんの数も増てくると、
「しかし、今日はどうしたんだー、キャンセルばかりで、本当に困りものだ」
と欲深な考えになりがちと思います。
昔から「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
と言う私の人生訓、最も好きな言葉の一つであります。
えてして、幼少の頃から勉学に励み成績もトップクラスのエリートと呼ばれる人達、頭が良すぎる
人達は往々にしてその事を鼻にかけ、いばりんぼうさんが案外見受けられます。
自分が出世コースに乗り、旧友に久しぶりにあっても自分の美談花盛りなんて態度の人も案外見受けら
ます。
しかし、大企業を何年にも渡り実績が衰えず、着実に前進しているトップランナー達は、
反対に、知恵を得れば得るほど、より、物腰が穏やかになり、人に親切で、姿勢を低くして、
前かがみの対応に心がけていると思います。
一般社会でも、人徳のある人は謙虚で、身の丈以上の生活はせず、常に足元を見据えて行動している
と思います。
物事に対する感謝の念、私で言えば取り巻きの人たちに対する、感謝の念を持ち続けている
人たちに他ならないと思います。
人よりお金があるから
人より才能があるから
人より美形だから
といえども慢心の心はいつしか、失墜の道を歩む人も多いと思います。
又、じっくりと自分を見つめなおし、自己分析を絶えず怠らず、何時も自分のポジションを確かめなが
ら、プラス思考で前向きに行動している人の下には何時しか、人徳が養われ、気がつくと、人が
自然とよってきて、商売も繁栄になる場合が多いと思います。
もっともいけないのが、人の話に全く耳を貸さない人達です。
しょせん、人間、如何に能力があり、頭が良いといえども、たかがしれていると思います。（失礼）
昔から「三人寄れば文殊の知恵」という言葉にあるように、色々な尺度で物を捉えて、総合的に
進むべき方向ずけができると思います。
本当に人から尊敬され、賢いお方は実に謙虚で、人の意見、考えをうまく引き出して、
自分流にアレンジして活用できる人たちに違いありません。
「おれが、おれが」
と肩で風きり、周りの歩調も省みず、しゃにむに出る、でしゃばりさんは、何ら進展性なく、何時しか
孤立無縁の彷徨い人になりかねません。
人間には誰しも欲望があります。
しかし、食欲、性欲、睡眠欲の全ての欲を欲しいがままに手に入れることは極めて難しいと
考えられます。
私は、自分の欲と煩悩の為に自分自身を見失い失墜する事が無いように、
あるがままの自分、自然体の自分、ひらめきを大切にして、より豊かなひらめきが来るように、
思慮深い人間になるよう、日々、人に対する感謝の念、謙虚な姿勢をあくまでも貫き通したい
と思います。
これからも皆様ご指導の程よろしくお願い致します。 http://www.mizutani9620.com 水谷歯科医院