いじめを生む背景を捉える | 「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

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医療の基本がお互いの信頼関係の構築と考えています。
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「相手を思いやる気持ち」を大切に、
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 今日は娘の母親と先生との食事会へ黒一点で行って参りました。

さて、最近社会問題になっている、「いじめ」について、少し述べさせて頂きたいと思います。

 今政府は俄かに、教育基本法の改正案、はたまた、安部総理の教育再生プランを提唱しています。

先日、マスコミ、新聞紙上を賑わかせた、

タウンミーティングの「やらせ」問題。

 ただ、政府が唱える頭で考えた

「友とは仲良くしよう!」

「負けない勇気を持とう!」

とかという、一代スローガンを上げれば解決される問題では決してないと思います。

 そこには、「いじめ」を黙認している学校側の問題や、子供達が学んでいる教育内容にも

目を見開かねばならないと思います。

 この問題は一朝一夕に解決されるほどイージーな問題ではないと考えられます。

よくよく討論の場を設け、伯仲の審議の上での解決策とも言えます。

 私は政府の方針うんぬんを問いただすほどの力も無ければ、見識者でもないのですが、

あくまで、「数の力でねじ伏せよう」

という政府案にこれからの教育界に少なからず不安感さえ生じます。

 改正問題は、各地で大規模な集会を開くとかでかなりの盛り上がりを生じてきていました。

これからは、反対者が各々微力ながら、草の根運動としての抵抗勢力になると思います。

 阿部政権の一代スローガンである

「再雇用」「再チャレンジ」においても現実問題として、

いざなぎ景気いらいの景気回復、

景気は確実に力強く進展している・・

といくら、政府が公明正大にコメントしようとも、現実に地方の中小企業の勢いは、まだまだの

感があります。

 現実問題として、身近な若い人達が、「ニート」「フリーター」

といわれる人達は非常に厳しい就職戦線を強いられていると思います。

 上から物を見て捉える政府の立場、認識の違いはある程度理解はすれども、

あくまで、庶民感覚の現場重視の姿勢はどこにも見えてきません。

「仕事にありつけないのは若年者のせい」

「努力を怠っているのは若者自身」

が如くの政府の見解は如何なものか?

 政府と企業側の温度差に問題があるとも言えます。

企業側の抵抗で採用条件、雇用の見直し、等が必ずしもうまく行っているとは言いがたい状況です。

 それらのかかえる問題を丸投げして、今回の改正案をいくら力んでみても、

幻の、机上の空論になりかねないと思います。

 あくまで、これからの問題を、個々の人間の問題とか、道徳心とか公共の心構え・・

と問題意識を摩り替えて、より若者の絶望感を反ってあおるに過ぎないと思います。

 家庭のせい、学校のせい、としてみても、根本的な問題解決には至らないと思います。

そもそもいじめを生む環境に目を向けて、目線を現場にまで降りてきて、解決策を政府も

考えていただけたらよいのではないでしょうか・・

 この投稿は、あくまで、何ら専門的知識もない男の独り言と聞き流して頂けましたら幸いです。

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