朝の光がやわらかく差し込む入口は、 ここに訪れる方の気持ちが少しでも軽くなるようにと、 ずっと大切にしてきた場所です。

 

派手さはありませんが、 緑のある空間と落ち着いた空気が、 患者さんの緊張をそっとほどいてくれたらと思っています。

 

痛みや不安を抱えて来られる方が、 少しでも安心して過ごせるように、 一人ひとりのペースに合わせた丁寧な診療を心がけています。

 

小さな違和感でも、 「こんなこと聞いていいのかな」と思うことでも、 気軽に相談していただける場所でありたい。

 

そんな思いで、 いつも、穏やかにお迎えしています。

ガッツ石松さんの訃報に触れて、  
胸の奥がふっと静かになる時間がありました。

昭和の男は、飾らない。  
強がりも、弱さも、全部ひっくるめて前に進む。  
石松さんは、まさにその象徴のような人でした。

勝っても負けても、言い訳をしない。  
笑うときは豪快に、悔しいときは黙って受け止める。  
あの時代の男たちが持っていた“背中の語り方”は、  
今ではもうなかなか見られなくなりました。

時代が変わるのは自然なことだけれど、  
昭和の男の生きざまには、  
今の自分が忘れかけていた何かを思い出させてくれる力があります。


石松さん、長い間お疲れさまでした。  
あなたの背中は、今も静かに心に残っています。

 

今日は、光の色に合わせて黄色のシャツを。 気持ちがふっと軽くなる午後でした。

そんな明るい色を着ながら、 ふと、開業当初のことを思い出しました。

 

あの日、 患者さんは、わずか3人。 

 

本当に小さな、小さなスタートでした。

生活も成り立たず、 身銭を切り続け、 冬の海に突き落とされたような毎日。

それでも、その3人が 「先生に診てもらいたい」 そう言ってくれた。

 

その言葉だけを支えに、 一人ひとりに捨て身で向き合ってきました。

気づけば、 多くの方が応援してくれるようになり、 医院も、人生も、少しずつ光が差すようになった。

 

黄色のシャツがしっくりくるのは、 あの頃の暗闇を知っているからかもしれません。

 

「あの日の3人に、今も心から感謝しています。」

これからも、静かに、丁寧に。 積み重ねだけは裏切らないと信じて。