スローモーション
「スローモーション」と言えば、中森明菜の埋もれた名曲。
僕は、そんな世代です。
でも、今回は歌の話ではありません。
僕の目の前で起こった事件です。
3日前、梅田店から自転車での帰途。
この角を曲がると家の前に出るというときに、曲がった道の向こうからバイクのエンジンの音。
危険を察知した僕は、バイクが通りすぎるのを、その角の手前で待ちました。
すると、僕とバイクの間にもう1台の自転車が見えました。
僕の方を目指して走ってきます。
僕は既に足を地面に下ろして、自転車は停止してました。
そんな僕の前を、50過ぎくらいの痩せた禿頭のおっちゃんの自転車が、車体を段々と斜めにしながら走り抜けていきました。
その走り方は、地球の重力に挑戦するようなものでした。
案の定、こけました。
僕とおっちゃんとは、2・3メートルは離れてたはず。
僕とはぶつかってはいません。
何か、僕の周りにシールドでもあって、それにつまづいたかのようなこけ方。
スローモーションでも見た気になりました。
一応、おっちゃんに「大丈夫?」と声はかけましたが、おっちゃんは、お酒に酔っていい気分だったようで、「うん、うん」いいながら去っていきました。