袋を2,3個持っていて、黄色っぽいような少し派手めの服を着ていた。
原色の縞模様のマフラーが妙に印象的で、思わずじっとみつめてしまった。
そのとき、ふと、空気が大きくゆらいだ気がした。
・・・
自分の中から、小さな人が現われて、私の手のひらに乗っていた。
小さな人は、王様のような派手な衣装を着ていた。
私は小さな人に尋ねていた。
「あなたはどこから来た?」「なぜゆえ、こんなに小さい!?」
小さな人は、最初の質問には答えずに言った。
「遠い昔、自分のまわりの人に対して、自分勝手なことをして、
散々な思いをさせてしまったのです。
それゆえ、反省して、小さくなりました。」
最後の方は、言葉も小さくなっている。
どうやらまだ完全には反省していない!?
できれば以前のようにふるまいたいとさえ聞こえる。
「それでうまくやっていけるのか?」
思わずそう訊くと
「いや。無理だ。無理だとわかっているのだけれど・・・だから、小さいままなのだ。」
と、こちらが察したことをあたりまえのように返してきた。
「無理だとわかっているなら、一生小さいままってことか!?それでいいのか!?」
小さな人はだまっていた。
無理とわかっている逆転劇がいつか起こるかもしれないと淡い期待を持ちながら、
このまま人生が終わるのを待っているのか。。
終わりすらないかもしれないのに・・・
小さな人は、私の手のひらからいつのまにか消えていた。
何やら、胸がざわついてきた。
思えば、自分も、
無理とわかっている逆転劇を待っているのかもしれない。
小さな人の人生と自分の人生ががオーバーラップしてきた。
どうやら小さな人は私を住処に選んだのだろう。
自分の人生も、ままならない状態だというのに
厄介なものを背負い込んでしまった。。。
けせらせら
「なるようになれ」
そんな言葉が口をついた。
見えない何かが動き出している!?
今日は、普通に感じていた日常が普通でなくなった日。
