龍神村のしょっぱい梅干しがとても美味しくてお勧めです。(*^^*)
龍神村は、和歌山県の田辺市にあります。熊野本宮大社にお参りする時、こちらの場所を経由していくのですが、名前の通り、龍神さんがたくさんいますよ!
こちらが熊野本宮大社です。八咫烏の聖地です。
https://www.hongutaisha.jp/
甘い梅干しは、梅干しではなく「お菓子」です。蜂蜜入りのものなどプレゼントに人気があります。
ですが、私は本当の梅干しが好きです。
本当の梅干しは、甘くはありません。
うめぼしにまつわる印象的な詩をご紹介します。(^^)d
池田ソメさんの「うめぼし」という詩を「広島詩集」より、ご紹介します。
うめぼし
そりゃ あの時や ナンデガンスヨ
茶の間のガラス戸棚といっしょに
ころげたんでガンス
ガラガラ ガラガラ揺れる拍子に
屋根の上へ ずり出たんでガンス
ずりでる言うても 出られぁしまへんけ
出して貰うたんですよね まあ
神さんか仏さんかに
やれ難儀ややれ痛や
早う息が切れりゃ
参らせてもらえるんじゃに と
梅干を口に入れて貰うたんは
三日目の朝でガンシタ
「この婆さんは 死んでしもうたか
かわいそうに
南無アミダ 南無アミダ」
と わしの顔を撫でんさった
「生きとる 生きとる」言うたら
大きな梅干を
わしの口へ 呉れんさった
梅干言うもんは ええもんでガンス
その梅干のおかげでガンシタ
わしは 元気が出ましてなあ
「広島詩集」は、1965年7月15日に刊行された広島詩人協会が広く作品を募り、その応募作で編まれたのが「広島詩集」です。
小学生から90歳の老人に至るまで、幅広い層から「被爆体験」をテーマにした詩作品が寄せられています。
今回ご紹介した、池田ソメさんが、その90歳のお婆様です。
数々の原爆詩がありますが、池田ソメさんのような生命力あふれる大らかな詩は見たことありません。
うめぼしが池田ソメさんの生きる力となったのは確かです。
昔から日本人の命を支えてきた梅干しが、被爆という絶望的な状況で、池田ソメさんは助かったのですが、その時に梅干しをくれた方も素晴らしいです。
梅干しにまつわる作品というと、この詩が思い浮かびます。