もうすぐ節分ですね。ニコニコ

豆まきをしたり、恵方巻きや節分汁(鬼よけ汁、鬼打ち豆を入れて煮込んだ野菜のスープのことです)を準備されるご家庭もあると思います。節分鍋ナイフとフォーク

日本全国各地に伝わる節分メニューをご紹介したいと思います。(*^^*)


恵方巻きや大豆だけじゃない!? 節分に食べると縁起が良い食べ物

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2月3日は節分です。音符節分の語源は「季節を分ける」ですが、昔の暦(こよみ)で春が始まる立春(りっしゅん)の前日であるこの日が「冬と春を分ける日」として、とくに大切に扱われるようになりました。(*´∀`)♪

節分の日には年齢またはプラス1の数だけ大豆を食べたり、近年では恵方(えほう)巻きを食べたりするのが縁起のいい行いとされ、年中行事のひとつともなっています。寿司お茶さらに、地域によってはそのほかにさまざまな食べ物が「節分に食べると縁起が良い」とされているようです。おにぎりキラキラ

豆まきの由来

いまの日本では、立春は国立天文台の観測によって、「太陽黄経(地球上から見た太陽の位置)が315度になった瞬間が属する日」と定められています。晴れ虹地球

こちらが国立天文台のウェブサイトです。オーナメント
下矢印
 



今年(2024年)も含めて2月4日にあたることが多いのですが、2021年は1897年以来124年ぶりに2月3日が立春になり、節分も2月2日でした。ふんわりウイング

今年は例年どおり2月3日が節分ですが、そもそも節分に豆を撒(ま)くのはどうしてなのでしょうか。龍??

「節分に豆を撒くのは、邪気や疫病などを祓(はら)うために鬼の面をかぶった人を桃の木で作った弓矢で追い払う、追儺(ついな)や鬼やらいと呼ばれる古代中国の儀式が起源とされています。
右矢印桃の木には強力な魔よけの作用があります。ニヤリ桃木剣といって桃の木で作った刀もあるほどで、部屋に置いておくだけで悪いものを撃退することが出来ます。ナイフ

豆などの穀物は霊力をもつといわれます。お弁当乙女のトキメキ撒くときの『鬼は外、福は内』の掛け声には、寒い冬を象徴する鬼を祓い、暖かな春の福を迎えるという意味があるようです。雪の結晶右矢印桜

昔は立春から一つ年を重ねるとされていましたので、節分には神棚に供えた『福豆』の大豆を年齢より1個多い数だけ食べる習慣が定着しました。お祝いケーキラブラブ
右矢印京都など、今でも節分を大晦日、立春をお正月とする地方もあります。本来のお正月は立春でした。門松絵馬

北海道、東北、信越地方や鹿児島県、宮崎県などでは、豆まきにラッカセイ(落花生)を使うそうです。地元で採れることや、落ちたものでも食べられるからなどが理由のようです。雪


大阪・船場の旦那衆による縁起かつぎが広まった恵方巻き
今年の「恵方」は「甲(きのえ)」、つまり東北東のやや東の方角ですが、十数年前まで恵方巻きはそれほど一般的な縁起物ではなかったような感じがします。

2024年の恵方は? 節分の恵方巻きを食べる方角・方位の決め方

2024年の恵方は東北東

2024年の恵方は東北東

恵方巻きは、恵方を向いて食べるとよいとされています。2024年節分の恵方は、東北東(細かくいうと東北東微東)です。

恵方とは、その年の福徳を司る歳徳神(としとくじん。年神様の別称)のいる方角で、その方角に向かって事を行えば何事も吉とされています。吉方、明きの方ともいいます。

恵方は、十干(じっかん)に深く関係しています。十干とは、陰陽五行説の「木・火・土・金・水」を兄(え)と弟(と)に分け、「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10種類にしたものです。十干には、それぞれに数字や方角が割り当てられており、それに基づき恵方も決められています。

恵方の方角は、「東北東」(甲の方角⇒東北東微東/75度)、「西南西」(庚の方角⇒西南西微西/255度)、「南南東」(丙の方角⇒南南東微南/165度)、「北北西」(壬の方角⇒北北西微北/345度)の四方しかありません。その四方と暦を構成する十干を組み合わせることで、その年の恵方が決まります。

十干は10の周期で回るので、西暦の下一桁によって恵方を知ることもできます。
  • 西暦の下一桁が0・5……西南西(正しくは西南西微西)
  • 西暦の下一桁が1・3・6・8……南南東(正しくは南南東微南)
  • 西暦の下一桁が2・7……北北西(正しくは北北西微北)
  • 西暦の下一桁が4・9……東北東(正しくは東北東微東)右矢印今年は2024年ですので、東北東となります。ニコニコ

節分に丸かぶりする恵方巻きは、福を巻き込んだといわれる行事食です。ちょうちょいまでは全国的にも有名になっていますが、少し前までは大阪を中心とした関西地方だけで食されていたものです。トラ

恵方巻きの起源は、元々は大阪の船場(せんば=大阪市中央区)で始まったという説が有力で、船場の旦那(商店主)衆が縁起をかつぎ、『福を巻き込み、福を切らないように丸ごとかぶりついて食べていた』ものが広まっていったといわれています。(^-^)/所によっては節分の日に恵方を向いて日本酒を飲みながら願い事をする、『恵方呑(の)み』という習慣もあるようです。シャンパンロゼワイン生ビール音符

イワシやネギ、ニンニクを焼いた悪臭で鬼を祓う地域も

福豆や恵方巻き以外に節分に食べる縁起のいい食べ物もたくさんあります。お祝い

「『やいかがし』といって、焼いたイワシ(鰯)の頭をヒイラギ(柊)の枝に刺し、門口にかかげる風習が全国的に行われています。キラキラ魚しっぽ魚からだ魚あたまキラキラ

やいかがしは、焼き嗅(か)がしの意味で、イワシの頭を呪物(じゅぶつ=超自然的な霊力や呪力をもつとされて神聖視される物)とした魔除けとされています。神社イワシを焼いたときに出る臭気によって邪鬼の侵入を防ぐ呪法です。また、ヒイラギの葉にある棘(とげ)が鬼の目を刺すといわれ、どちらも鬼が嫌がるものとされています。節分アセアセ

イワシの代わりに、やはり臭いが強いニンニクやネギを使う地方もあります。焼肉

田畑の「かかし」の語源も、「かがし(かがせるもの)」だそうです。かかしは元々、鳥や獣がその臭気を嫌って近づかないように、獣肉や毛髪などを焼いて竹などに付け立てたものでした。くまもやもや

「飲み物では、『福茶』があります。鬼打ち豆と梅干を入れたお茶を飲むと、災厄から逃れられるという風習で、『年取り豆』を食べるのと同じ御利益があるとされています。

お年寄りが年齢の数だけの豆を食べるのは大変ですから実年齢またはプラス1個(数え年)分の数の豆に熱いお茶を注いで飲むことを『福茶』と呼ぶ地域もあります」

「年越しそば」や「出世そば」、コンニャクを食べる風習も

節分にそばを食べる地域も相当に多いと聞きます。ラーメンラブラブ

冬と春の節目の日である立春は、昔は正月とされてきたので、その前日に節分そばを食べるという習慣は、清めのそばを食べて新しい年を迎えるという年越しそばと、同じような意味合いもあるのでしょう。花火

大阪では古くから、節分に芸人さんたちが『名を上げる』の語呂合わせで、“菜の花”と“おあげさん(油揚げ)”が入ったそばを縁起物として食べたことにあやかって、『節分出世そば』と称して食べる風習もあります。ラーメン

関西では節分の日にぜんざいを振る舞って、厄除(やくよけ)祈願をします。これは古くから、ぜんざいに使われる小豆の赤い色が『邪鬼を祓う色』とされているためです。リンゴ
また、コンニャクは『胃の箒(ほうき)、腸の砂おろし』などといわれ、体内をきれいにすると信じられてきた食べ物です。『名物はからっ風とかかあ天下と上州こんにゃく』といわれる群馬県はもちろん、四国でも節分にコンニャクが好んで食べられるそうです。おでん右グリーンハーツ

そのほか、西日本では麦飯、関東の一部では精進料理として肉類抜きのけんちん汁、山口県ではクジラ(鯨)料理を節分に食べるなどの例もあるようです。イルカ注意

 
鬼除け汁のレシピはこちらからどうぞ!ハート
恵方巻きと一緒に如何ですか?(*´∀`)♪
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