冬土用は立春を迎える2月3日までとなります。冬土用が明けたら春になり、新しい年がスタートします。(^-^)/
2月3日の節分で土用が終了し、2月4日に「立春」になり、本格的な「令和6年甲辰年・三碧木星年」を迎え、正式に「辰年」が始まります。
土用は、五行に由来する暦の雑節で、立春、立夏、立秋、立冬の前のおよそ18日間の時期のことです。
土気の時期である土用は、土の気が旺盛で、土を犯す作業は禁忌となります。
土用期間中は『土公神(どこうしん・土を司る神様)が支配する期間』と考えられていて、土用期間中は土を動かしてはいけないと言われていました。
具体的には〈土いじり〉〈草刈り〉〈草むしり〉〈地鎮祭〉〈建築の基礎工事〉〈造園〉〈穴掘り〉〈井戸掘り〉などです。
建築や工事や地鎮祭の他に、移転や旅行などの動きも避ける方が無難な時期です。
土用とは、それぞれの季節の変わり目の時期を指し、体調に気をつける必要がありました。医学が発達していない時代に暮らした昔の人たちが健康でいるために、季節の移ろいに合わせて生活を守ることが大切だったのです。そのため、土用期間には「新しいこと」は避け、静かに過ごしたほうが良いとされていたようです。
具体的には〈就職〉〈転職〉〈開業〉〈開店〉〈結婚〉〈結納〉〈新居購入〉などです。
場所を移動すること
土用期間の移動の吉方位について、現在 風水と気学で意見が分かれているようです。しかし、昔から土用期間の移動は、どの方角も良くないとされていました。新しいことと同様、体調を崩しやすい・気持ちが不安定になりやすいことから、移動することは避け、静かに過ごしたほうが良いとされていたようです。
土用期間中、土を動かしてもOKな日がある!?
土用期間は1年のうちに18日間×4回もあるので、そのあいだに土を動かしたり、新しいことをじはじめたり、移動ができないとなると困りますよね。。。
実は土用期間中に「間日(まび)」と呼ばれる「土を動かしてもOKな日」があります。
間日とは、土公神が土を離れて、天上界へ行く日のことを言います。そのため、間日には土いじりをしても大丈夫とされているのです。
2024年冬の土用の間日はいつ?
冬土用の期間 ― 2024年1月18日~2月3日
冬土用の間日 ― 1月18日、1月27日、1月28日、1月30日
冬土用に食べるといいものは?
冬土用に大事にしている干支は「未(ひつじ)」。2024年の冬土用の「未」の日は1月20日(土)・2月1日(木)で、「ひつじ」にちなんで「ひ」のつく食べ物や、赤い食べ物を食べると良い とされています。
【 食べ物の具体例と効果 】
・ひじき 便秘予防、骨粗しょう症予防、血圧正常化
・ひらめ 利尿作用、生活習慣病予防、脂肪の代謝促進
・トマト 美肌効果、疲労回復、中性脂肪・コレステロール低下
・りんご 生活習慣病予防、貧血予防、整腸効果
風邪や感染症が流行りやすいので、体を温める食材や飲み物を摂取して体を温めましょう。
赤い食べものの他に、土用に食べると良いものは、黄色くて甘いものです。
土の気は、色では黄色、味覚は甘味を象徴するからです。例えば南瓜やさつま芋などがあります。それらを食べることで、消化力がアップして元気になれます。
美味しい小豆と南瓜の煮物のレシピはこちらからどうぞ!(*´∀`)♪赤い小豆と黄色い南瓜でほっこりしましょう!(^o^)/あと一品欲しいときや、おやつやデザートにも!( ´∀` )b
土いじりや結婚、旅行、引っ越しなど、験を担ぐなら「間日」を選び、また、「ひ」がつく食べ物や赤い食べ物を食べるなど、昔ながらの風習を取り入れてみて土用期間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
一年で一番寒い時期と重なる冬土用。
雪も降りやすく、急激な気温の変化や空気の乾燥によって体調を崩しやすい季節です。バランスの取れた食事・質の良い睡眠・適度な運動・十分な水分補給をして健やかにお過ごしください。
冬の野鳥(北海道に生息)
シマエナガ
今や知らない人の方が少ない?「雪の妖精」シマエナガ。白くてまん丸な見た目がかわいいと大人気の鳥です。夏は高地にいて冬になると山から下りてくるので、街中の公園や街路樹でも見ることができます。「ジュリリ」というよく響く鳴き声を頼りに探すと見つけやすいです。