3.11 | エスムラブログ

3.11

みなさん、ご無沙汰しております。
エスムラルダです。

ツイッターではちょこちょこ呟いているものの
日記をアップするのは、実に1か月半ぶり。
もはや日記じゃない…。

その間に、楽しいことから大変なことまで

本当にいろんな出来事がありました。

一日一日はすごい勢いで過ぎていくのに

3.11以前のことが、遠い昔のように感じます。


2月はとにかく

「デジタルデータとeディスカバリー」

(eディスカバリーとは、アメリカの裁判における「デジタルデータの証拠開示制度」)

に関する本を、取材開始から約1カ月で書き上げなければならず

(ちなみに、デジタルデータに関してもアメリカの司法制度に関しても

仕事を受けるまで、まったく知識ナシ)

毎日「物理的に無理だと思う」「物理的に無理だと思う」と呟きながら過ごしていました。


それでも無理矢理脱稿し

3月8日に無事に本が発売され

ものすごい解放感を味わった矢先に、東日本大震災発生。


引っ越しを考えていた(現在は引っ越し計画休止中)僕はその日

物件を見せてもらうため、友人と下北沢の不動産屋さんにいたのですが

あまりにも長く強い揺れのため、全員で急いで外へ。


大地がぐらぐらと揺れるのを、生まれて初めて目の当たりにし

何か、見てはならないものを見てしまったような気がしました。


しかしその時点では「一時的に電車が止まったりしても、すぐ再開するだろう」と思い

不動産屋さんの車で内見に行ったりしたのですが(バカ)

物件のある西新宿に着いた時、人々が青梅街道を西へ西へと歩いていくのを見て

ようやく「ただごとじゃない」ことに気づき

結局は友人とともに、阿佐ヶ谷まで1時間半かけて、歩いて帰りました。


歩道を埋め尽くす人の群れ。

まったく通じない携帯。

「いつどうなるかわからない」原発の恐怖。

毎晩のように眠りを妨げる、大きな余震。

商品のないスーパーの棚。

いつ起こるかわからない、大規模停電。


今のところ、うちは計画停電に遭っていないし

もっと大きな被害に遭われた方がたくさんいらっしゃるのに

「何を大げさな」と思われるかもしれませんが…。


人生観変わりました。

変わらざるをえませんでした。


「人間、明日はどうなるかわからない」

「生かされていることに感謝」

「その日その日を大切に」

といった観念について

いかに今まで、頭でしか理解していなかったか、よくわかりました。


実は、震災の2日後が誕生日だったのですが(しかも39歳の)

「いつ大きな余震がくるか」「いつ原発が大変なことになるか」「いつ急な停電が起こるか」

といった状況のなか

日替わりで、いろいろな友人たちが、お祝いをしてくれました。


おそらく多くの人がそうだったように

一人で家でテレビやネットを観ていると

どんどんネガティブな気持ちになってしまうけれど

外に出るのも怖い…という状態だったので

友人たちと不安な気持ちを分け合ったり

ふだんと変わらないバカな話をして笑ったりできて

ものすごく救われました。


でも解散するたびに「もう、みんなと二度と会えないんじゃないだろうか」と思ったり。


「当たり前の日常」というのが、いかに奇跡的な出来事の連続の上に成立しているのか

「水や食べ物がある」ことがどんなにありがたいことか、よくわかったし

生きて、人と話したり笑ったりできる一瞬一瞬が

ものすごく愛しく思えるようになったし

好きも嫌いも愛も憎しみも

すべては生命あってのものだと、つくづく思いました。


なんか、きれいぶってる人っぽくてアレだけど

でも、今回学んだことは決して忘れたくないので

あえてこうして、書いておこうと思います。


世の中、まだ問題は山積みだし

正直言って今、「これからどう生きていけばいいのか」

わからなくなっている部分はあります。

(首都圏は今、比較的平静さを取り戻してはいるものの)

「半永久的に続くだろう」と心のどこかで思っていた「日常」が

ああも一瞬にして変わってしまうのを目の当たりにすると

今まではあまり、リアリティをもって感じられなかった

「社会の価値観の、突然の大変化」も、本当にありえそうな気がして。

これまでの価値観に基づいた人生設計のままで良いのか、と。


よく母が

「戦後、急に価値観が変わって

大人たちが、子供たちをどうしつければいいかわからなくなった」

と言っていたのですが、その状況も、今ならわかる気がします。


とりあえず今は、目の前の仕事などを粛々とこなしつつ

そして一日一日を大事にしつつ

「今後、自分が何を大切にしたいのか」「どう生きていきたいのか」

を、しっかり考えていきたいと思います。


そして

被災地のみなさんが、一日も早く平穏な生活を取り戻せること

これ以上大きな災害が起きないこと

原発をめぐる状況が、良い方向へ向かうこと

日本の、そして世界の人々が、本当の意味で幸せになれること

を、心から祈っています。


ああ、なんかとりとめのない文章だなー。

なかなかうまくまとめきれない。


震災や原発事故については

他にもいろいろと思ったことはあるのですが

とりあえず今日はこの辺で。


下の写真は、我が家で育てて?いる

アスパラ(もう、10年以上)とパキラ(5年くらい?)。

わかりにくいけど。


この秋から冬にかけて急激に枯れこんでしまい

「どうしたことだろう」と悲しく思っていたのですが

なんと、春になって、一気に新しい芽が出てきました。

こうした出来事の一つひとつが、とても嬉しく感じられる、今日この頃です。



エスムラルダの「ちょっと聞いてよ!」-アスパラ


エスムラルダの「ちょっと聞いてよ!」-パキラ