コスト | 孤独が好きな寂しがりやBlog

コスト

前回「何故エロゲー業界を目指しているか」という記事を書いたが、コストという至極当たり前の事(というかコスト概念は「常識」であるがゆえに頭から吹っ飛んでた)を書いてなかったので、補足という意味を込めてコスト概念論を書いてみる。

ただし、自分がいた業界はソフトウェア開発ではなく、ネットワークインフラ・サーバ構築がメインだったので間違っているかもしれません。また、細々な点は差っ引いているのでご注意下さい。そこ違うよ、という指摘がありましたら、後学のためにご教示いただければ幸いです。

 

あと、就職活動用でつらつら考える事になりますので、雑文になってます。あと、当然間違っている(不要な点・必要な点)があるかもしれませんが、その点は自分の想像できる範囲で書いてますので、「それは違うだろ」なんていう突っ込みはコメントで書いてくれればものすごく自分は助かってハッピーな気分になれますのでよろしくお願いいたしまする。

 

 

 

 

基本的に、売り上げ本数を見越した売上高から逆算する形で諸経費を捻出する。

仮に1万本(一応ヒット作と言われる部類になるが)として、希望小売価格を1万円@50%(流通に卸す割合)で1本あたり5000円の利益とすれば、企業には5000万入る勘定になる(単純化するために1万本・1万円とここでは試算する)

そこから開発費を捻出する事になる。

 

まず、人件費。

プログラマー、CGグラフィッカー、シナリオライター、制作管理の4業種は最低自前で用意することになる。

原画やSE(サウンド・エフェクト)などは外注として別コストとして考える。

 

プログラマーは簡単なテキスト系アドベンチャーゲームだったら1人で事足りるが、常識的に考えれば2人はどうしても必要だろう。

(後からデバッグやスクリプトプレイヤー用シナリオ作成にも回せる点も見逃せない)

 

CGグラフィッカーは枚数にもよるが、枚数を150枚、1人あたり月産60枚とすれば2.5人/月で済むので1人で事足りるだろうが、背景その他で2人は確保する、という具合にしておく(原画を先に仕上げておく必要があるが…)。もっとも、原画担当にもCGを依頼すれば(別コスト)人的負担を軽減できるが。

 

シナリオライターに関しては、結構微妙。中身にもよるが、プロット案(含むアダルトシーン等の絵・字コンテやSE指定)で1ヶ月、実作業(テキスト打ち)で数ヶ月を見越す必要がある。

 

制作管理は概ね1人で済むが、営業を兼ねて動かす事も可能だし、制作フォローを含めて2人は確保したい。

 

 

大体上記のような感じで組み立てた表は以下のような感じになるだろうか。

 

こんな感じ(18KBのExcelファイル。IEだったらそのままなんで念のため)

 

 

人件費が30人/月かかる勘定。1人/月を50万~100万と考えているので平均して75万円で換算すると、2250万円。

もう少しどうにかなりそうな気はする…というか上手く回せそうな気がするけれども(少なくとも万能選手がいれば)、あくまでリアルビジネスで使うわけでもないし、何より業界について詳しくないので、その当たりどうしようもない。

 

原画に関しては、1枚1万円と概算すれば、140枚で140万円。2万円としても280万円。何気に安い。概算で200万円と見越しておこう。

 

サウンドに関しては、これは想像すらできない。2.5ヶ月で曲つきで2人かかるとすれば、100万(外注)×2.5×2=500万円程度になるのだろうか(もう少しかかりそうな勢い…)

 

声、声優は…いくらかかるんだろう。冗談抜きで不明。少なくとも、場所(スタジオレンタル)は何気に高いから…500万?

 

営業に回る足代も結構馬鹿にならない。

秋葉原(東京)・日本橋(大坂)・大須(名古屋)の3箇所は必須(2泊3日)としても、札幌や福岡などの大都市にも行く必要があろう。

地域別で換算するとしたら、北海道・東北・北陸・関東・東海・関西・中国・四国・九州・沖縄の9箇所。

行き・帰りで4万円、2泊で3万円、その他足代で3万円で合計10万円。

平均3回行くとすれば、10万×9箇所×3回=270万円。諸経費も併せて300万と言った具合か。

他にも流通周りに営業をかけなければならないのだが…

 

また、雑誌に出す広告費も大きい。

詳しくは知らないけど…これも500万ほどかかるのだろうか。

 

 

これらを合計すると4250万円。

プロジェクトとして考えたらそれほど高くは無い(安くも無いが)が、エロゲー業界という事を考えれば高い方に部類されるだろう。

というか、単価を高く見込んでいる事、売り上げ本数を多く見込んでいる事(5000万の収入と換算)を考えれば少し無茶に過ぎるだろうか(人件費は少なくとももう少しかかる)

どちらにせよ、出費は3500万円以下に抑える(750万以上のコスト削減)ようにしないと、ビジネスとして成功させるのは難しい。3000万に抑えられたら上出来。っつか2割削減…って結構大きいような気がするけど。

 

 

ソフ倫発行のシールは1枚20円とか聞いたけど、良くは知らない。

そういう諸経費は今回考慮しないけど(Webとか)、上記したコスト概念では利益はあまり出ないなぁ。1000万の利益が出れば上々(?)なんだろうけど、諸経費を含めれば500万にも行かない雰囲気。

 

 

削減できるところはどこだろう。サウンド周りだろうか(自前で作るには機材費がかかる)。

機材費を100万、曲作成できる人を捕まえればデバッグ・シナリオ打ちに回せる(4人/月=300万)としても100万の削減になる。また、次回制作のコスト削減になるのは大きいかもしれない。

 

営業代は削減しにくい。

というか基本なので削減には当たらない。

 

原画はコスト削減になりそうもない。

CGグラフィッカーを兼ねれればいい具合になるのだが、コスト削減としては少し実現性に乏しい。

 

スタジオレンタルはほぼ固定費なのでどうしようもない(声優無しという手段も無いではないが市場的にはどうだろう。要市場調査)

 

万能選手がいれば人件費は抑えられるかもしれないけど、それほど人件費を抑えても効果は望めない(もともと人件費とはそういうものだが…)。

プログラム補助(プログラマーB・サウンド・制作管理B)に回せればある意味理想形で、それで4.5人/月(337.5万)+サウンド(500万)で約800万の削減になる。死ぬほど忙しくなるが、この削減案は大きい。

 

う~ん、難しい。

 

逆の言い方をすれば、流通に乗せる事が出来れば(売り上げが上がれば)何とかなる。

やはり営業に力を入れて制作コストを削減する方法がいいだろうか(関東を北関東・南関東に分けて営業するなど。そもそも営業費はそれほどコストがかからないのも大きい)

 

 

重要な点から置き換えて考えてみる。

営業・広告>CG(原画)>シナリオ>サウンド

プログラマーは必須なので考えない。また、声優(声当て)も市場調査如何によるのでここでも考えない。

 

やはりサウンドを削減するところから考えるべきか。

サウンド兼制作管理を兼ねれれば大きい。単純に400万(機材費別途用意)の削減になる。

最大限に削減できるのは、サウンド 兼 制作管理 兼 シナリオ打ち(プログラマーB)。これで774.5万。

750万円以上のコスト削減が可能とすれば、これ1発で解消できる。

 

プログラマーB(シナリオ打ち)を制作管理Bに回せば4.5人月で337.5万円。

 

CGは原画描きと兼ねられればいいのだが、こちらの質を落とすとユーザからそっぽを向かれる可能性がある。というか、むしろこちらはもう少し労力(人/月)を増やした方がいいくらい。削減するべきではないと思う。

 

小売店・流通への営業か、広告費を抑えられるとしたら、どの程度だろうか。100万程度にしか収まらないような気がする。だったら抑えない方がいいかもしれない。下手な小細工なんとやら、という事を考えれば、効率的にやって浮かす事をメインに考えた方がいいだろう。コスト削減できない、という結論に至るかもしれないが。

 

 

 

本当にもう少し上手く回せそうな気がするけど、ノウハウはそれぞれのソフトハウスが持っているだろうから、今回はここまで。

修正しようにも知識が不足しているのもあるけど。

 

 

あんまり役に立ちそうもないけど…まぁこんなものなんでしょうか?

 

 

 

え゛、実現性に乏しいって?

たりめーだそもそもそんなモン異業種の人間に分かるわけないぢゃねーか大体知識も無い人間にコスト管理できるわけねーだろーが細部までわかるほど(Webとか本とか)マニュアルも参考書も無いんだからっつかエロゲー業界に知己が居ないんだから仕方ないだろ大体お金の問題って部外秘なんだから知ってても教えてくれないだろうから想像するしかないんだよ(以下省略言い訳しながら逆ギレ中)

 

 

あ、そうそう。

当然、これは「スタンダード」な方法なので念のため。

他のやり方もある、というのは付記しておきます。Blogには書かないケドヘ(゜∀゜ヘ)アヒャ