【しょーせつ】婚礼の儀の前@戦国時代@'050217
テキストライターの訓練、っちゅーワケでもないですが、とりあえず書いてみた小説っちゅーか、えろげ用テキスト。
ぶっちゃけ、えろげメーカ様に提出するシロモノをWebにUpするのもどうよ、と思うのですが、とりあえずUpして感想を聞いてみたいな、と思いました。
いろいろと指摘される内容もあるかもしれません。
なのでコメントなりメールなりで指摘や感想ぷりーづです。
指摘されて酷評されてどーにかしていくようなものですからね、物を書く、というのは。
ちなみに修正する可能性もあるんでそこんとこよろしこ~
●とーじょーじんぶつ
上総(かずさ)
/ぶっちゃけ織田信長。
上総介(かずさのすけ)を名乗ってたので、ここでは上総とします。
苗字は織田。
帰蝶(きちょう)
/ぶっちゃけお濃の方。
ちなみにお濃の方というのは、美濃から嫁いできた、と言う意味。
名前が帰蝶なので、そのまま流用。
丹羽(にわ)
/ぶっちゃけ丹羽長秀。
小姓とゆーか親衛隊とゆーか副官とゆーか。
吉右衛門(きちえもん)
/織田信長の愛人に、吉乃という人物がいて、確かその縁者。
土地持ち・金貸しとかで地元の名士で、商売人(商人系武士)のローカル的有名人
使者
/現在名無し(笑)
小姓というか身の回りの世話人というか。
/************************/
●狙い
新婚初夜ということで、それを盛り上げるのを目的とする。
イベント前には扇情的にして、「さぁやりますか」的に仕上げる。
結婚式前は帰蝶は「気位が高く、頭も悪くない」というのを表現できればなおよい。
●目標
10KB(5000文字弱)
/【10,884@2月17日】
●作成日付
2月17日:初版
/************************/
では、嬉し恥づかしのしょーせつ、始まれ~
/***フェードアウト***/
/***背景変更***/
「お屋形様、本日ご到着予定の帰蝶様が清洲の城にご到着なさいました」
上総はじろり、と使者を一瞥した。
「報告ご苦労。2里半(約10Km)を駆けてきて疲れたであろう。別室で休んでおくがよい」
「…は」
使者は何か物言いたげそうだったが、すぐにその表情を消し、素直に引き下がった。
「ほう、本日ご到着予定でしたか」
「うむ。予定通り着いたのは重畳な事じゃ」
「では、本日はお帰りに……?」
「いや、それはまた別の事じゃ。今宵もここに泊めさせてもらおう」
「それはそれは……上総様の嫁御(よめご)様も大変ですな」
吉右衛門は薄く苦笑いをした。
「なんの、大名の嫁とはどこも大変なものよ。それはともかく、吉右衛門殿よ……」
上総は表情でその話題をさえぎり、懐から出した帳簿をめくりつつ続けた。
「来月からあがってくる米じゃが……」
「はい、何でしょう。私めどもに出来る事でしたら……」
/***フェードアウト***/
/***背景変更***/
/***立ちキャラ・丹羽1***/
吉右衛門と商談を済ませた上総は自室に戻った。
自室には配下の丹羽が待ちうけており、上総が部屋に入ってくる早々、丹羽が口を開いた。
「お屋形様、先ほど帰蝶様がお着きになったとか……」
「それは先ほど聞いた。それがどうかしたか」
「では早速お城に戻られますか?」
「その必要は無い」
「……?」
丹羽は眉をひそめたが、口に出しては何も言わなかった。
「今宵もここに泊まる。戻るのは明後日だ」
「よろしいのですか?」
丹羽は言外に他国から嫁いできた女性(にょしょう)に挨拶はしないのか、と問いかけている。
「構わん。婚礼の儀にはまだ間がある。今すぐに戻る必要はあるまい」
「は……」
「ところで…」
上総は使者に鋭い視線を向け、問いかけた。
「帰蝶殿のお付の者は何人ほどいた?」
「お付の者ですか? 身の回りの世話をする者が8名、こちらは全て女性でございました。
あと、護衛の者が20名ほど付き添ってご入城されております」
「そうか。護衛の者はいつごろ帰ると言っていたか?」
「は。護衛の中には帰蝶様の縁者がおりまして、その者が婚礼の儀に出たいと申し出ております」
「縁者か。それは良かろう。許可する。ただし監視だけはしておけ」
「は。ではその旨、伝えておきまする。ところでご帰還の予定はいつごろになりましょうや?」
上総は少し考えたが、すぐに回答した。
「明後日に帰る。帰蝶殿にも併せて申し伝えておけ」
「了解いたしました。では、私めは早速、城に戻りまする」
「うむ」
使者はその場を去り、部屋には上総と丹羽の2人が残った。
「お屋形様、何ゆえ本日戻られないので?」
「大した理由でもない。帰蝶殿は見知らぬ土地に嫁いでくるのだ。
相当不安だろう。婚礼相手がいては気苦労する事でもあろうしな」
「なるほど……」
/***フェードアウト***/
/***背景変更***/
/***立ちキャラ・丹羽1***/
それより2日後。
上総と丹羽、他数名は馬を駆けていた。
城に帰ると宣言していたためではあるが、いつものようにいくつかの村に立ち寄って世間話をしながら。
世間話といっても口先に上るのは上総と帰蝶の婚礼話が俎上にあがる。
わずかな照れをもって、婚礼話についての民草の意見や感想を聞いた。
「丹羽よ……」
「何でしょうか」
「たかだか儂(わし)の婚礼話がここまで大きく広がっているとは意外であったな」
「そうでしょうか?」
「儂と帰蝶の婚礼なぞ、民草にとっては大した事でもあるまい」
丹羽は意外そうな顔をして答えた。
「それは違いまする。お屋形様の婚礼話は民草にとって重要事。
いつ他国から攻められるか分からぬ以上、婚礼によって結ばれ……」
上総は手を振って丹羽の言葉をさえぎった。
「お主(ぬし)の言いたい事は分かっておる。戦(いくさ)に駆り出されないだけでも民草にとっては重畳な事じゃ。
それゆえ関心事になるのも分かるが、何故、我が事のように喜ばれるのかが分からん、と言っておるのだ」
「攻められないだろう、という安心感が沸き起こるからではありませぬか?」
「もともと盟友関係にある間柄じゃし、向こうにも向こうの都合がある。
戦をするにも無料(ただ)というわけではないのじゃからな」
「民草にしてみれば、そのような都合が分からないのでしょう。
だからこそ目の前にある婚礼話、攻められないだろう、という確約を得たからこそ、我が事のように喜ぶ道理ではありませぬか?」
上総は丹羽を意外そうな顔をしてまじまじと見つめた。
「うむ、そうやもしれぬな。確かにそれが道理でもあろう」
「それよりもお屋形様、もうすぐお城に着きます。帰蝶様もお待ちでしょう」
「ああ、そういえばすでに着いていたのだったな。確かに儂の帰りを待っておるだろう」
丹羽の言葉に、それこそ意外な顔をし、そして苦笑いをして答えた。
上総は空に顔を向けてひとりごちた。
「確かに……儂も結婚するのであったな……」
その言葉は空に吸い込まれ、誰の耳にも入らなかった。
/***フェードアウト***/
/***背景変更(背景なし:黒)***/
その日、上総は帰蝶と会わなかった。
「儂が帰ってきた、と帰蝶殿に申し伝えておけ」
と言ったのみ。
帰蝶の容姿や性格などについても、口に出して何も言わなかった。
/***背景変更***/
/***立ちキャラ・帰蝶1***/
「お初に拝謁させていただき恐縮至極にございます。帰蝶にございまする」
「うむ、遠くより来ていただき、まことにご苦労な仕儀であった」
「いえ、たかだか10余里の行程。さしたる苦労ではございませぬ」
「とはいえ、女性(にょしょう)にとってはつらかったであろう」
「お付きの者もおりましたうえ、籠に乗っての旅路でしたので、それほどつらくはございませんでした」
「そうか。ともあれ、慣れぬ館での生活、これからご苦労をおかけする」
「は……」
上目使いに上総の目を見やる帰蝶の視線。
あからさまではないにせよ、上総には自分が観察されているな、と感じ取った。
「しかし、帰蝶殿の父御(ててご)にはお会いしたことがあるが、これほど美しい女性(にょしょう)とは思わなんだ」
「それは少し礼を失するのではありませぬか? その物言いは父の小馬鹿にされた気分で不快にございます」
すい、と目を細めた帰蝶がそれをとがめた。
「いや、帰蝶殿の父御(ててご)の事ではなく、美しい女性(にょしょう)を妻に貰い受けたこの身の幸せを感じたまで。
決して他意があったわけではない」
「それならばよろしいですが……」
「兎にも角にも、遠くこの地まで嫁いでいただき、この上総、嬉しく思う」
「ありがとう存じます」
「これからこの館で過ごしていただくが、何かあったら儂(わし)か、誰でも良いから伝えてくれ。
決して帰蝶殿のご迷惑にならぬよう、配慮させていただく」
「分かりました。それでは、わたくしはこれにて失礼させていただきまする」
「うむ」
頭を下げて帰蝶は下がった。
/***立ちキャラ削除***/
帰蝶が去った後、丹羽が小姓を伴い、部屋に入ってきた。
「お茶をお持ちしました。どうぞ」
「ああ。しかし、さすがに毒蝮の娘だけはあるな」
湯のみに入れられたお茶で喉を潤いつつ上総は苦笑しつつ丹羽に言った。
「されど美しい女性ではございませぬか。あそこまで美しいとは思いませなんだ」
「ああ。確かに美しい。あれで毒蝮の陰がちらつかなければ上々なのだがな」
「それはそうでしょうが……」
「気が強い(こわい)というのもまた一興ではあるが、はてさて、どうなる事やら」
「何をお気の弱いことを…」
「何だ、尻に敷かれると思ってか?」
上総は笑いながらお茶を飲み干した。
「あの程度の尻に敷かれるようだったら儂も終わりだな。この身は毒蝮の餌(え)となり滅んでしまうわ」
「そのような事はありますまい」
「少なくとも」
上総はそこで言葉を切り、外を見やりながら言葉を続けた。
「あれほどいい女性は世におらんだろうよ」
/***フェードアウト***/
/***背景変更***/
婚礼の儀は滞りなく進んだ。
家臣たちは祝い、酒を飲み、大いに喜び楽しんでいる。
「あれほど美しい女性(にょしょう)を妻に迎えてお屋形様が羨ましい」
言葉の違いはあれ、概ねそのような物言いで話を盛り上げている。
そんな中。
帰蝶は祝い事とは関係が無い、と言わんばかりに礼儀正しく応対している。
上総はそれを興味深げに見やっている。
/***立ちキャラ・帰蝶2***/
「何かわたくしの顔に付いておりますでしょうか?」
「ん、そんな事ではない。儂の妻がこれほど美しいというのは他人に自慢できるな、と思っていただけの事よ」
「わたくしが美しいかどうかはともかく……。
美しいと申されましても、所詮は外見(そとみ)だけの事。
これからは妻として恥ずかしくないように、という一事を考えるので精一杯にございます」
「それは儂も同じことよ。儂も帰蝶殿の夫として申し訳ないようにせねばならぬゆえな」
「……」
そのような会話をしながらも、続々と客が詰め掛ける。
上総にとっては既知の顔、そして帰蝶にとっては初見の顔。
それぞれが程度の差はあれ、祝福を喜び祝っている。
/***フェードアウト***/
/***背景変更(背景なし:黒)***/
宴は未だ続いている。
酒に酔い、祝いを喜ぶ大勢の客は広間で大いに盛り上がっている。
上総と帰蝶はすでに場を下がり、供に夕食を取っていた。
/***背景変更***/
/***立ちキャラ・帰蝶1***/
「帰蝶殿、今日は疲れたであろう」
「いえ、それほどでもございませぬ」
「お主の縁者と申した……あの……」
「わたくしの母方の祖父にございます。
すでに隠居の身でございますれば、本日の式に参加させていただきました。
今日までこちらでお世話になり、まことに申し訳なく存じます」
「それは大した事ではあるまい。それよりも帰蝶殿が連れてきたお付きの者たちだが」
「なんでございましょう」
上総は箸を置いて宣言した。
「半年後には入れ替えてもらおう」
「何故(なにゆえ)に?」
帰蝶の切れ目が薄く閉じられた。
理由如何によっては「それは許さぬ」という雰囲気を醸し出してる。
それを無視しながら上総は答えた。
「女性(にょしょう)は嫁いできても実家の事は忘れぬ、と聞く。
また、帰蝶殿も故郷を恋しく思うやも知れぬ。
なるべく故郷の匂いを持った者に帰蝶殿を世話して欲しい故(ゆえ)じゃ」
「……お気遣い、ありがとう存じます」
一瞬、軽く目を閉じた帰蝶だが、頭を下げて上総に礼を言った。
「なに、大した事でもあるまい。我が女房殿の事でもあるしな」
「……」
女房、という言葉に反応したのだろうか、帰蝶は動きを止めたが、それも一瞬の事だった。
「食事も済みましたし、わたくしは先に下がらさせていただきます。
お湯も浴びますれば……」
「おお、そうするがよい。儂はもう少しここに居よう」
「では、これにて失礼させていただきます」
帰蝶は頭を下げ、部屋を出て行った。
/***立ちキャラ削除***/
上総はその後姿を見つめていたが、やがて見えなくなると、
侍女を呼び、膳を下げさせ、酒を持ってくるように言いつけた。
その間、身じろぎもしない。
酒を持ってきた侍女を下がらせ、手酌で酒を飲む上総。
ただ、黙って飲む。
ゆっくりと酒を飲みつつ、何かを待っているかのように。
酒が無くなったのに気が付くと、立ち上がった。
/***フェードアウト***/
/***背景変更***/
/***立ちキャラ・帰蝶3***/
上総が寝所に入ると、すでに帰蝶は居た。
「……お待ちしておりました」
「うむ……」
「御酒(ごしゅ)を用意させておりますが、お飲みになられますか?」
「いただこう」
上総の言葉は短く、そっけない。
帰蝶の酌で酒を飲んだ。
「帰蝶殿は飲んだ事あるか?」
「御酒を、ですか? いえ、飲んだ事はありませぬが……」
「飲んでみるか?」
上総は猪口を差し出しつつ問うた。
「……いただきます。ですが、一杯だけ」
上総は帰蝶に酌をし、帰蝶が飲んだ。
その間、2人とも口を聞かなかった。
ゆっくりと酒を飲んだ帰蝶が猪口を置き、そのまま見つめ合った。
短くも、長い瞬間。
口を開いたのは帰蝶だった。
「不束者ですが、よろしくお願いいたしまする」
「……ああ、こちらこそ、よろしくお願いする」
上総は帰蝶の後ろから、肌襦袢の隙間から手を差し入れ、固く張った乳房を包んだ。
「あ……」
「帰蝶よ、お前はいい女だ」
「そんな事ありませぬ……」
「いや、間違いない。儂はお主に惚れた。その美しさも、その気品にも。
お主の全てに惚れた」
「殿様……」
「儂は果報者じゃ。お主のようないい女を妻に迎えたのだからな」
乳房をいじりながら上総は帰蝶の耳元でささやいた
「お主を抱くぞ」
/***フェードアウト***/
/***CG・K001***/
/**********************************/
これから先はえちぃシーンなんでココまで。
公序良俗に反する内容なので(^^;
ご感想をお待ちしております。とゆーか本気でお願いします( ̄人 ̄)
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ぶっちゃけ、えろげメーカ様に提出するシロモノをWebにUpするのもどうよ、と思うのですが、とりあえずUpして感想を聞いてみたいな、と思いました。
いろいろと指摘される内容もあるかもしれません。
なのでコメントなりメールなりで指摘や感想ぷりーづです。
指摘されて酷評されてどーにかしていくようなものですからね、物を書く、というのは。
ちなみに修正する可能性もあるんでそこんとこよろしこ~
●とーじょーじんぶつ
上総(かずさ)
/ぶっちゃけ織田信長。
上総介(かずさのすけ)を名乗ってたので、ここでは上総とします。
苗字は織田。
帰蝶(きちょう)
/ぶっちゃけお濃の方。
ちなみにお濃の方というのは、美濃から嫁いできた、と言う意味。
名前が帰蝶なので、そのまま流用。
丹羽(にわ)
/ぶっちゃけ丹羽長秀。
小姓とゆーか親衛隊とゆーか副官とゆーか。
吉右衛門(きちえもん)
/織田信長の愛人に、吉乃という人物がいて、確かその縁者。
土地持ち・金貸しとかで地元の名士で、商売人(商人系武士)のローカル的有名人
使者
/現在名無し(笑)
小姓というか身の回りの世話人というか。
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●狙い
新婚初夜ということで、それを盛り上げるのを目的とする。
イベント前には扇情的にして、「さぁやりますか」的に仕上げる。
結婚式前は帰蝶は「気位が高く、頭も悪くない」というのを表現できればなおよい。
●目標
10KB(5000文字弱)
/【10,884@2月17日】
●作成日付
2月17日:初版
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では、嬉し恥づかしのしょーせつ、始まれ~
/***フェードアウト***/
/***背景変更***/
「お屋形様、本日ご到着予定の帰蝶様が清洲の城にご到着なさいました」
上総はじろり、と使者を一瞥した。
「報告ご苦労。2里半(約10Km)を駆けてきて疲れたであろう。別室で休んでおくがよい」
「…は」
使者は何か物言いたげそうだったが、すぐにその表情を消し、素直に引き下がった。
「ほう、本日ご到着予定でしたか」
「うむ。予定通り着いたのは重畳な事じゃ」
「では、本日はお帰りに……?」
「いや、それはまた別の事じゃ。今宵もここに泊めさせてもらおう」
「それはそれは……上総様の嫁御(よめご)様も大変ですな」
吉右衛門は薄く苦笑いをした。
「なんの、大名の嫁とはどこも大変なものよ。それはともかく、吉右衛門殿よ……」
上総は表情でその話題をさえぎり、懐から出した帳簿をめくりつつ続けた。
「来月からあがってくる米じゃが……」
「はい、何でしょう。私めどもに出来る事でしたら……」
/***フェードアウト***/
/***背景変更***/
/***立ちキャラ・丹羽1***/
吉右衛門と商談を済ませた上総は自室に戻った。
自室には配下の丹羽が待ちうけており、上総が部屋に入ってくる早々、丹羽が口を開いた。
「お屋形様、先ほど帰蝶様がお着きになったとか……」
「それは先ほど聞いた。それがどうかしたか」
「では早速お城に戻られますか?」
「その必要は無い」
「……?」
丹羽は眉をひそめたが、口に出しては何も言わなかった。
「今宵もここに泊まる。戻るのは明後日だ」
「よろしいのですか?」
丹羽は言外に他国から嫁いできた女性(にょしょう)に挨拶はしないのか、と問いかけている。
「構わん。婚礼の儀にはまだ間がある。今すぐに戻る必要はあるまい」
「は……」
「ところで…」
上総は使者に鋭い視線を向け、問いかけた。
「帰蝶殿のお付の者は何人ほどいた?」
「お付の者ですか? 身の回りの世話をする者が8名、こちらは全て女性でございました。
あと、護衛の者が20名ほど付き添ってご入城されております」
「そうか。護衛の者はいつごろ帰ると言っていたか?」
「は。護衛の中には帰蝶様の縁者がおりまして、その者が婚礼の儀に出たいと申し出ております」
「縁者か。それは良かろう。許可する。ただし監視だけはしておけ」
「は。ではその旨、伝えておきまする。ところでご帰還の予定はいつごろになりましょうや?」
上総は少し考えたが、すぐに回答した。
「明後日に帰る。帰蝶殿にも併せて申し伝えておけ」
「了解いたしました。では、私めは早速、城に戻りまする」
「うむ」
使者はその場を去り、部屋には上総と丹羽の2人が残った。
「お屋形様、何ゆえ本日戻られないので?」
「大した理由でもない。帰蝶殿は見知らぬ土地に嫁いでくるのだ。
相当不安だろう。婚礼相手がいては気苦労する事でもあろうしな」
「なるほど……」
/***フェードアウト***/
/***背景変更***/
/***立ちキャラ・丹羽1***/
それより2日後。
上総と丹羽、他数名は馬を駆けていた。
城に帰ると宣言していたためではあるが、いつものようにいくつかの村に立ち寄って世間話をしながら。
世間話といっても口先に上るのは上総と帰蝶の婚礼話が俎上にあがる。
わずかな照れをもって、婚礼話についての民草の意見や感想を聞いた。
「丹羽よ……」
「何でしょうか」
「たかだか儂(わし)の婚礼話がここまで大きく広がっているとは意外であったな」
「そうでしょうか?」
「儂と帰蝶の婚礼なぞ、民草にとっては大した事でもあるまい」
丹羽は意外そうな顔をして答えた。
「それは違いまする。お屋形様の婚礼話は民草にとって重要事。
いつ他国から攻められるか分からぬ以上、婚礼によって結ばれ……」
上総は手を振って丹羽の言葉をさえぎった。
「お主(ぬし)の言いたい事は分かっておる。戦(いくさ)に駆り出されないだけでも民草にとっては重畳な事じゃ。
それゆえ関心事になるのも分かるが、何故、我が事のように喜ばれるのかが分からん、と言っておるのだ」
「攻められないだろう、という安心感が沸き起こるからではありませぬか?」
「もともと盟友関係にある間柄じゃし、向こうにも向こうの都合がある。
戦をするにも無料(ただ)というわけではないのじゃからな」
「民草にしてみれば、そのような都合が分からないのでしょう。
だからこそ目の前にある婚礼話、攻められないだろう、という確約を得たからこそ、我が事のように喜ぶ道理ではありませぬか?」
上総は丹羽を意外そうな顔をしてまじまじと見つめた。
「うむ、そうやもしれぬな。確かにそれが道理でもあろう」
「それよりもお屋形様、もうすぐお城に着きます。帰蝶様もお待ちでしょう」
「ああ、そういえばすでに着いていたのだったな。確かに儂の帰りを待っておるだろう」
丹羽の言葉に、それこそ意外な顔をし、そして苦笑いをして答えた。
上総は空に顔を向けてひとりごちた。
「確かに……儂も結婚するのであったな……」
その言葉は空に吸い込まれ、誰の耳にも入らなかった。
/***フェードアウト***/
/***背景変更(背景なし:黒)***/
その日、上総は帰蝶と会わなかった。
「儂が帰ってきた、と帰蝶殿に申し伝えておけ」
と言ったのみ。
帰蝶の容姿や性格などについても、口に出して何も言わなかった。
/***背景変更***/
/***立ちキャラ・帰蝶1***/
「お初に拝謁させていただき恐縮至極にございます。帰蝶にございまする」
「うむ、遠くより来ていただき、まことにご苦労な仕儀であった」
「いえ、たかだか10余里の行程。さしたる苦労ではございませぬ」
「とはいえ、女性(にょしょう)にとってはつらかったであろう」
「お付きの者もおりましたうえ、籠に乗っての旅路でしたので、それほどつらくはございませんでした」
「そうか。ともあれ、慣れぬ館での生活、これからご苦労をおかけする」
「は……」
上目使いに上総の目を見やる帰蝶の視線。
あからさまではないにせよ、上総には自分が観察されているな、と感じ取った。
「しかし、帰蝶殿の父御(ててご)にはお会いしたことがあるが、これほど美しい女性(にょしょう)とは思わなんだ」
「それは少し礼を失するのではありませぬか? その物言いは父の小馬鹿にされた気分で不快にございます」
すい、と目を細めた帰蝶がそれをとがめた。
「いや、帰蝶殿の父御(ててご)の事ではなく、美しい女性(にょしょう)を妻に貰い受けたこの身の幸せを感じたまで。
決して他意があったわけではない」
「それならばよろしいですが……」
「兎にも角にも、遠くこの地まで嫁いでいただき、この上総、嬉しく思う」
「ありがとう存じます」
「これからこの館で過ごしていただくが、何かあったら儂(わし)か、誰でも良いから伝えてくれ。
決して帰蝶殿のご迷惑にならぬよう、配慮させていただく」
「分かりました。それでは、わたくしはこれにて失礼させていただきまする」
「うむ」
頭を下げて帰蝶は下がった。
/***立ちキャラ削除***/
帰蝶が去った後、丹羽が小姓を伴い、部屋に入ってきた。
「お茶をお持ちしました。どうぞ」
「ああ。しかし、さすがに毒蝮の娘だけはあるな」
湯のみに入れられたお茶で喉を潤いつつ上総は苦笑しつつ丹羽に言った。
「されど美しい女性ではございませぬか。あそこまで美しいとは思いませなんだ」
「ああ。確かに美しい。あれで毒蝮の陰がちらつかなければ上々なのだがな」
「それはそうでしょうが……」
「気が強い(こわい)というのもまた一興ではあるが、はてさて、どうなる事やら」
「何をお気の弱いことを…」
「何だ、尻に敷かれると思ってか?」
上総は笑いながらお茶を飲み干した。
「あの程度の尻に敷かれるようだったら儂も終わりだな。この身は毒蝮の餌(え)となり滅んでしまうわ」
「そのような事はありますまい」
「少なくとも」
上総はそこで言葉を切り、外を見やりながら言葉を続けた。
「あれほどいい女性は世におらんだろうよ」
/***フェードアウト***/
/***背景変更***/
婚礼の儀は滞りなく進んだ。
家臣たちは祝い、酒を飲み、大いに喜び楽しんでいる。
「あれほど美しい女性(にょしょう)を妻に迎えてお屋形様が羨ましい」
言葉の違いはあれ、概ねそのような物言いで話を盛り上げている。
そんな中。
帰蝶は祝い事とは関係が無い、と言わんばかりに礼儀正しく応対している。
上総はそれを興味深げに見やっている。
/***立ちキャラ・帰蝶2***/
「何かわたくしの顔に付いておりますでしょうか?」
「ん、そんな事ではない。儂の妻がこれほど美しいというのは他人に自慢できるな、と思っていただけの事よ」
「わたくしが美しいかどうかはともかく……。
美しいと申されましても、所詮は外見(そとみ)だけの事。
これからは妻として恥ずかしくないように、という一事を考えるので精一杯にございます」
「それは儂も同じことよ。儂も帰蝶殿の夫として申し訳ないようにせねばならぬゆえな」
「……」
そのような会話をしながらも、続々と客が詰め掛ける。
上総にとっては既知の顔、そして帰蝶にとっては初見の顔。
それぞれが程度の差はあれ、祝福を喜び祝っている。
/***フェードアウト***/
/***背景変更(背景なし:黒)***/
宴は未だ続いている。
酒に酔い、祝いを喜ぶ大勢の客は広間で大いに盛り上がっている。
上総と帰蝶はすでに場を下がり、供に夕食を取っていた。
/***背景変更***/
/***立ちキャラ・帰蝶1***/
「帰蝶殿、今日は疲れたであろう」
「いえ、それほどでもございませぬ」
「お主の縁者と申した……あの……」
「わたくしの母方の祖父にございます。
すでに隠居の身でございますれば、本日の式に参加させていただきました。
今日までこちらでお世話になり、まことに申し訳なく存じます」
「それは大した事ではあるまい。それよりも帰蝶殿が連れてきたお付きの者たちだが」
「なんでございましょう」
上総は箸を置いて宣言した。
「半年後には入れ替えてもらおう」
「何故(なにゆえ)に?」
帰蝶の切れ目が薄く閉じられた。
理由如何によっては「それは許さぬ」という雰囲気を醸し出してる。
それを無視しながら上総は答えた。
「女性(にょしょう)は嫁いできても実家の事は忘れぬ、と聞く。
また、帰蝶殿も故郷を恋しく思うやも知れぬ。
なるべく故郷の匂いを持った者に帰蝶殿を世話して欲しい故(ゆえ)じゃ」
「……お気遣い、ありがとう存じます」
一瞬、軽く目を閉じた帰蝶だが、頭を下げて上総に礼を言った。
「なに、大した事でもあるまい。我が女房殿の事でもあるしな」
「……」
女房、という言葉に反応したのだろうか、帰蝶は動きを止めたが、それも一瞬の事だった。
「食事も済みましたし、わたくしは先に下がらさせていただきます。
お湯も浴びますれば……」
「おお、そうするがよい。儂はもう少しここに居よう」
「では、これにて失礼させていただきます」
帰蝶は頭を下げ、部屋を出て行った。
/***立ちキャラ削除***/
上総はその後姿を見つめていたが、やがて見えなくなると、
侍女を呼び、膳を下げさせ、酒を持ってくるように言いつけた。
その間、身じろぎもしない。
酒を持ってきた侍女を下がらせ、手酌で酒を飲む上総。
ただ、黙って飲む。
ゆっくりと酒を飲みつつ、何かを待っているかのように。
酒が無くなったのに気が付くと、立ち上がった。
/***フェードアウト***/
/***背景変更***/
/***立ちキャラ・帰蝶3***/
上総が寝所に入ると、すでに帰蝶は居た。
「……お待ちしておりました」
「うむ……」
「御酒(ごしゅ)を用意させておりますが、お飲みになられますか?」
「いただこう」
上総の言葉は短く、そっけない。
帰蝶の酌で酒を飲んだ。
「帰蝶殿は飲んだ事あるか?」
「御酒を、ですか? いえ、飲んだ事はありませぬが……」
「飲んでみるか?」
上総は猪口を差し出しつつ問うた。
「……いただきます。ですが、一杯だけ」
上総は帰蝶に酌をし、帰蝶が飲んだ。
その間、2人とも口を聞かなかった。
ゆっくりと酒を飲んだ帰蝶が猪口を置き、そのまま見つめ合った。
短くも、長い瞬間。
口を開いたのは帰蝶だった。
「不束者ですが、よろしくお願いいたしまする」
「……ああ、こちらこそ、よろしくお願いする」
上総は帰蝶の後ろから、肌襦袢の隙間から手を差し入れ、固く張った乳房を包んだ。
「あ……」
「帰蝶よ、お前はいい女だ」
「そんな事ありませぬ……」
「いや、間違いない。儂はお主に惚れた。その美しさも、その気品にも。
お主の全てに惚れた」
「殿様……」
「儂は果報者じゃ。お主のようないい女を妻に迎えたのだからな」
乳房をいじりながら上総は帰蝶の耳元でささやいた
「お主を抱くぞ」
/***フェードアウト***/
/***CG・K001***/
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これから先はえちぃシーンなんでココまで。
公序良俗に反する内容なので(^^;
ご感想をお待ちしております。とゆーか本気でお願いします( ̄人 ̄)
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