さて、そろそろTRPGについて語ってみようか
別にTRPGではなくて、コンベンションという「大会」について語って見ようと思う。要はイベントとしてTRPGを運営する側、という点だ。
TRPG。テーブルトークRPGの略称。
RPGはRolePlayingGameの略で、コンピュータRPGとは若干の意味合いが異なる。
TableTalk:普通に会話する、の意味。テーブルに特別な意味は無い。
Role:役割り
Play:演じる
Game:遊び
TRPGとは会話で「役割り演技ゲーム」する、という遊びだ。
つまり、自分がルパン3世を演じて参加者Aが次元大介、参加者Bが石川五右衛門、参加者Cが峰不二子、参加者Dが銭形警部(銭形平一らしいが二転三転してるらしい)という登場人物で「カリオストロの城」というシナリオ(物語)をやろう、というのがTRPGだ。
そういうシチュエーションだったら自分は是非銭形警部を演じて「ヤツはとんでもないモノを盗んでいきました…。あなたの心です」と最後の見せ場でキメてみたいがそんな事はどうでもいい。
分かりにくい例えになってしまったが、
火曜サスペンス劇場のようなシナリオ(物語)を数人の参加者が金田一耕介を演じて謎を解決したり、
ドラクエⅢのように魔王をボコりにいく、
というのを、みんなで遊ぼう、というのがTRPGだと思ってもらって構わない。
簡単に言うと、小説や漫画の主人公・登場人物になるようなものだ。
ドラクエⅡの主人公・ローレシアの王子みたく50Gという捨て金を貰って放逐されんばかりに魔王を退治する泣き目なシチュエーションも、
ドラクエⅠのようにローラ姫を抱きかかえたまま宿屋にお泊りという美味しいシチュエーションも有り得る。
まぁ18禁な物語にはならないと思うけれど。
TRPGがあまりメジャーでないので微妙に説明しましたが、もっと詳しく知りたい人はGoogle経由で調べてください。
で、本題。
TRPGというのは、存外ユーザ層が薄い。だけどユーザというのは存在している為、(初見の人が相手であっても)TRPGを楽しみたい、というユーザ相手に「では遊ぶ場所を提供しましょう」というのがコンベンションだ。
その母体は非営利なサークルが多いが、回数を重ねれば重ねるほどコンベンション運営のフォーマットは出来上がっていくのと、ぶっちゃけ会場確保と当日運営(仕切り)さえ出来れば何とか回るため、それほど難しくない。
とはいえ、低レベルとは言えイベントの要素もあるため、コンベンションを運営するにもそれなりの準備が必要だ。
ちなみに、自分がコンベンション運営というイベントでスタッフに回ったのが3回。
最初はコンベンション運営責任者というトップ(アタマ)を、
2回目・3回目はコンベンションスタッフとして動いた。ちなみに、
1回目:運営トップ/参加者54人
2回目:運営スタッフ/参加者150人超
3回目:運営スタッフ/参加者30人超
と微妙にランクダウンしているような気がするが、まぁそれは気にする必要は無いだろう。キャリアダウンしているワケでもないし。
TRPGコンベンションをイベントとして考えるなら、経営学で言われている所謂PDCAが必要になる。
Plan:計画
Do:実行
Check:確認
Action:解決
の4つだ。
Plan:計画
これはどんなコンベンションを行うか、という計画段階に入る。企画書レベル、と考えていいだろう。
予想参加人数、フリー形式or企画コンベンション、予算などにあたる。
予想参加人数は、母体サークルの認知度や告知営業によって変動するだろう。知名度の高いサークルなら比較的多い人数を見込めるし、低いサークルならそれほど集まらないだろう、という予測が立てられる。
それに合わせて会場の許容人数や参加費収入を立てることになる。
フリー形式/企画コンベンションによっても予想参加人数は若干変動する。
フリー形式とは、【場所(会場)提供】と【当日運営】の2点のみを行い、「場所は提供してやったからお前ら勝手に遊べや」という具合で、参加者が割り当てられたグループに別けられて遊ぶ形式になる。
こちらは内部的な手間をかけないで済む為、東京都心ではメジャーな運営方法となっているようだ。
この形式だと当たり外れ(楽しめるか楽しめなかったか。楽しめない確率は極めて低いけれども)の振り幅が大きいものの、人数やゲーム内容にダイナミズムに富んでいる。
企画コンベンションとは、スタッフが事前にゲーム内容を練り上げ、参加者が(全体的に)楽しめる内容に仕上げるものだ。
これはサークル内での準備が必要な事から、なかなかお目にかかれない。サークルスタッフに社会人が多く、なかなか時間が取れないので実現が難しいからだ。また、打ち合わせや準備でお金がかかるのも欠点だ。
だが面白くない、という事は無い為、「参加者として」参加するならこちらの方がいい向きはある。
Do:実行
これは企画に合わせて、会場確保や告知(営業)などの実務を指す。
予算内で会場を確保したり、会誌印刷や、HP告知や店舗に置く告知ポスター、他コンベンションでの案内を行う事になる。
「Plan」であげた企画コンベンションであれば、テストプレイや打ち合わせの計画もこちらになる。
Check&Action:確認して解決する
これはスタッフが集まった時の会議も指す。
計画段階で組んだ予算の変動や、企画コンベンション時の修正にあたる。
フリー形式ならともかく、企画コンベンションでこちらをおろそかにすると竜頭蛇尾な企画倒れになるのは、一般的なお仕事と同じだ。
特に重要なのが予算だ。
いくらでも赤字を出して構わない、というサークルがあれば適当などんぶり勘定で話を進めても構わないだろうが、そこまで鷹揚なサークルは無いだろう。数千円レベルなら赤字が出たね、と苦笑するレベルで収まるが、5桁に近い赤字を打ったら、サークル会計は血の気が引く。
会費収入が10000円で、出費が20000円を超えました、という収支結果になったら「TRPGの楽しみはプライスレスさ( ^▽^)b」とにこやかに主張しても「赤字出しといてその言い草は無いだろうε=( ̄。 ̄ )y-~~」という突っ込みが入る。参加者が楽しんで貰えた、と言ってもイベントとして失敗、と言えよう。いくら非営利のサークルとはいえ、赤字額の補填を考える必要があるのだから。
とはいえ、サークル母体であれば、スタッフの自腹ないし、それ以前のコンベンションの繰越会計で賄える場合がある。というよりも賄えないと続いていかない。TRPGというユーザーの少なさから団結力の強さというのは厳然としてあるし、赤字額があったとしても個人出費で賄える額になるからだ。でなければ非営利のサークルが続いていくはずも無い。
こうやって事前に準備をしてTRPGコンベンションは運営される。
自分が運営した時の例になるが(フリー形式コンベンション)
自分の予想=参加者40人程度
サークル内部の予想=参加者20人
当日参加者=55人(実質54人)
と自分の予想を10人以上も超え、運営者としては嬉しい悲鳴と(実務で)底知れぬ疲労感を味わった。ゲームが面白かったかどうかは不明だが、運営という面では好結果と言えよう。本気で死ヌるほど疲れたけど。
っつーか参加者を低く見積もった方々、オレの実力を見たかこれからは敬えわっはっは威張ってゴメンナサイ。
とまぁ簡単に、ニッチ産業でユーザが少なく、かつ2次元ヲタ量産型TRPG(コレとかコレとか特にコレとか(*/∀\*)(←トップページ))が出て来たり、
確率計算をせずにゲームシステムを作ったとしか思えないほどゲームバランスが崩れまくってそれはどうよ、という突っ込みが甚だしく出て来たりとか、
普通の感覚を持ったTRPGユーザを精神的に100歩ほど後退させつつある隔世かつ衰退の兆しが見え隠れしているTRPG業界ですが、そんなモノに目をつぶれば、普通に遊ぶ分には楽しいです、TRPGは。
逆の言い方をすると、予算20000円(1万円でも充分)とスタッフ2人ほど居れば、十分に「フリー形式」なTRPGコンベンションは開けます。ちょっとやってみたいな、と思われた方、是非やってみてください。
手近にある公民館に聞けば「会場費5000円程度だよん」という回答が得られますんで、HP告知や他コンベンションで告知打てば、まぁ(土日であれば)最低でも5人程度は来るんではないでしょうか。知らんけど。
スタッフ居ねぇよ、と言う場合でも、Webで「スタッフ求む(メシ付き)」なんてやれば気のいい人間が出てくるでしょう、多分。
まぁ同好の士を求める為の出費、と考えればいいでしょう。
新しくコンベンションをやりますので来て下さい、とこのBlogなりで報告とかしてもらえれば(関東近辺に限る)冷やかしで逝って差し上げます。Blogネタにしてもおっけー、でしたら、会費2口分くらい支払います。
ま、最後はどーでもいー具合になりましたが、まぁ適当な戯言という事で。
最後に。
自分が運営したTRPGコンベンションですが、STCP様在籍の伊藤様の著作・TRPGコンベンションがよくわかる(かもしれない)本「コンベ運営編」に偉いお世話になりました。この著作がなければ、大盛況に見舞われて忙しさに泣き目を見る事も無かったか、クソショボコンベンションになって半泣き状態になったか、敵前逃亡してサークルに迷惑かけて自分のHPが荒らされる事になったでしょう。90%の確率でお会いした事があるのですが、その節はお世話になりました&迷惑をおかけしました&お礼を言わずに申し訳ありません。
その本は借り物だったので持ち主に返却せざるを得ませんでしたが、何かの機会に購入させていただきます。コミケには金輪際逝きませんけど。
TRPG。テーブルトークRPGの略称。
RPGはRolePlayingGameの略で、コンピュータRPGとは若干の意味合いが異なる。
TableTalk:普通に会話する、の意味。テーブルに特別な意味は無い。
Role:役割り
Play:演じる
Game:遊び
TRPGとは会話で「役割り演技ゲーム」する、という遊びだ。
つまり、自分がルパン3世を演じて参加者Aが次元大介、参加者Bが石川五右衛門、参加者Cが峰不二子、参加者Dが銭形警部(銭形平一らしいが二転三転してるらしい)という登場人物で「カリオストロの城」というシナリオ(物語)をやろう、というのがTRPGだ。
そういうシチュエーションだったら自分は是非銭形警部を演じて「ヤツはとんでもないモノを盗んでいきました…。あなたの心です」と最後の見せ場でキメてみたいがそんな事はどうでもいい。
分かりにくい例えになってしまったが、
火曜サスペンス劇場のようなシナリオ(物語)を数人の参加者が金田一耕介を演じて謎を解決したり、
ドラクエⅢのように魔王をボコりにいく、
というのを、みんなで遊ぼう、というのがTRPGだと思ってもらって構わない。
簡単に言うと、小説や漫画の主人公・登場人物になるようなものだ。
ドラクエⅡの主人公・ローレシアの王子みたく50Gという捨て金を貰って放逐されんばかりに魔王を退治する泣き目なシチュエーションも、
ドラクエⅠのようにローラ姫を抱きかかえたまま宿屋にお泊りという美味しいシチュエーションも有り得る。
まぁ18禁な物語にはならないと思うけれど。
TRPGがあまりメジャーでないので微妙に説明しましたが、もっと詳しく知りたい人はGoogle経由で調べてください。
で、本題。
TRPGというのは、存外ユーザ層が薄い。だけどユーザというのは存在している為、(初見の人が相手であっても)TRPGを楽しみたい、というユーザ相手に「では遊ぶ場所を提供しましょう」というのがコンベンションだ。
その母体は非営利なサークルが多いが、回数を重ねれば重ねるほどコンベンション運営のフォーマットは出来上がっていくのと、ぶっちゃけ会場確保と当日運営(仕切り)さえ出来れば何とか回るため、それほど難しくない。
とはいえ、低レベルとは言えイベントの要素もあるため、コンベンションを運営するにもそれなりの準備が必要だ。
ちなみに、自分がコンベンション運営というイベントでスタッフに回ったのが3回。
最初はコンベンション運営責任者というトップ(アタマ)を、
2回目・3回目はコンベンションスタッフとして動いた。ちなみに、
1回目:運営トップ/参加者54人
2回目:運営スタッフ/参加者150人超
3回目:運営スタッフ/参加者30人超
と微妙にランクダウンしているような気がするが、まぁそれは気にする必要は無いだろう。キャリアダウンしているワケでもないし。
TRPGコンベンションをイベントとして考えるなら、経営学で言われている所謂PDCAが必要になる。
Plan:計画
Do:実行
Check:確認
Action:解決
の4つだ。
Plan:計画
これはどんなコンベンションを行うか、という計画段階に入る。企画書レベル、と考えていいだろう。
予想参加人数、フリー形式or企画コンベンション、予算などにあたる。
予想参加人数は、母体サークルの認知度や告知営業によって変動するだろう。知名度の高いサークルなら比較的多い人数を見込めるし、低いサークルならそれほど集まらないだろう、という予測が立てられる。
それに合わせて会場の許容人数や参加費収入を立てることになる。
フリー形式/企画コンベンションによっても予想参加人数は若干変動する。
フリー形式とは、【場所(会場)提供】と【当日運営】の2点のみを行い、「場所は提供してやったからお前ら勝手に遊べや」という具合で、参加者が割り当てられたグループに別けられて遊ぶ形式になる。
こちらは内部的な手間をかけないで済む為、東京都心ではメジャーな運営方法となっているようだ。
この形式だと当たり外れ(楽しめるか楽しめなかったか。楽しめない確率は極めて低いけれども)の振り幅が大きいものの、人数やゲーム内容にダイナミズムに富んでいる。
企画コンベンションとは、スタッフが事前にゲーム内容を練り上げ、参加者が(全体的に)楽しめる内容に仕上げるものだ。
これはサークル内での準備が必要な事から、なかなかお目にかかれない。サークルスタッフに社会人が多く、なかなか時間が取れないので実現が難しいからだ。また、打ち合わせや準備でお金がかかるのも欠点だ。
だが面白くない、という事は無い為、「参加者として」参加するならこちらの方がいい向きはある。
Do:実行
これは企画に合わせて、会場確保や告知(営業)などの実務を指す。
予算内で会場を確保したり、会誌印刷や、HP告知や店舗に置く告知ポスター、他コンベンションでの案内を行う事になる。
「Plan」であげた企画コンベンションであれば、テストプレイや打ち合わせの計画もこちらになる。
Check&Action:確認して解決する
これはスタッフが集まった時の会議も指す。
計画段階で組んだ予算の変動や、企画コンベンション時の修正にあたる。
フリー形式ならともかく、企画コンベンションでこちらをおろそかにすると竜頭蛇尾な企画倒れになるのは、一般的なお仕事と同じだ。
特に重要なのが予算だ。
いくらでも赤字を出して構わない、というサークルがあれば適当などんぶり勘定で話を進めても構わないだろうが、そこまで鷹揚なサークルは無いだろう。数千円レベルなら赤字が出たね、と苦笑するレベルで収まるが、5桁に近い赤字を打ったら、サークル会計は血の気が引く。
会費収入が10000円で、出費が20000円を超えました、という収支結果になったら「TRPGの楽しみはプライスレスさ( ^▽^)b」とにこやかに主張しても「赤字出しといてその言い草は無いだろうε=( ̄。 ̄ )y-~~」という突っ込みが入る。参加者が楽しんで貰えた、と言ってもイベントとして失敗、と言えよう。いくら非営利のサークルとはいえ、赤字額の補填を考える必要があるのだから。
とはいえ、サークル母体であれば、スタッフの自腹ないし、それ以前のコンベンションの繰越会計で賄える場合がある。というよりも賄えないと続いていかない。TRPGというユーザーの少なさから団結力の強さというのは厳然としてあるし、赤字額があったとしても個人出費で賄える額になるからだ。でなければ非営利のサークルが続いていくはずも無い。
こうやって事前に準備をしてTRPGコンベンションは運営される。
自分が運営した時の例になるが(フリー形式コンベンション)
自分の予想=参加者40人程度
サークル内部の予想=参加者20人
当日参加者=55人(実質54人)
と自分の予想を10人以上も超え、運営者としては嬉しい悲鳴と(実務で)底知れぬ疲労感を味わった。ゲームが面白かったかどうかは不明だが、運営という面では好結果と言えよう。本気で死ヌるほど疲れたけど。
っつーか参加者を低く見積もった方々、オレの実力を見たかこれからは敬えわっはっは威張ってゴメンナサイ。
とまぁ簡単に、ニッチ産業でユーザが少なく、かつ2次元ヲタ量産型TRPG(コレとかコレとか特にコレとか(*/∀\*)(←トップページ))が出て来たり、
確率計算をせずにゲームシステムを作ったとしか思えないほどゲームバランスが崩れまくってそれはどうよ、という突っ込みが甚だしく出て来たりとか、
普通の感覚を持ったTRPGユーザを精神的に100歩ほど後退させつつある隔世かつ衰退の兆しが見え隠れしているTRPG業界ですが、そんなモノに目をつぶれば、普通に遊ぶ分には楽しいです、TRPGは。
逆の言い方をすると、予算20000円(1万円でも充分)とスタッフ2人ほど居れば、十分に「フリー形式」なTRPGコンベンションは開けます。ちょっとやってみたいな、と思われた方、是非やってみてください。
手近にある公民館に聞けば「会場費5000円程度だよん」という回答が得られますんで、HP告知や他コンベンションで告知打てば、まぁ(土日であれば)最低でも5人程度は来るんではないでしょうか。知らんけど。
スタッフ居ねぇよ、と言う場合でも、Webで「スタッフ求む(メシ付き)」なんてやれば気のいい人間が出てくるでしょう、多分。
まぁ同好の士を求める為の出費、と考えればいいでしょう。
新しくコンベンションをやりますので来て下さい、とこのBlogなりで報告とかしてもらえれば(関東近辺に限る)冷やかしで逝って差し上げます。Blogネタにしてもおっけー、でしたら、会費2口分くらい支払います。
ま、最後はどーでもいー具合になりましたが、まぁ適当な戯言という事で。
最後に。
自分が運営したTRPGコンベンションですが、STCP様在籍の伊藤様の著作・TRPGコンベンションがよくわかる(かもしれない)本「コンベ運営編」に偉いお世話になりました。この著作がなければ、大盛況に見舞われて忙しさに泣き目を見る事も無かったか、クソショボコンベンションになって半泣き状態になったか、敵前逃亡してサークルに迷惑かけて自分のHPが荒らされる事になったでしょう。90%の確率でお会いした事があるのですが、その節はお世話になりました&迷惑をおかけしました&お礼を言わずに申し訳ありません。
その本は借り物だったので持ち主に返却せざるを得ませんでしたが、何かの機会に購入させていただきます。コミケには金輪際逝きませんけど。