エネルギーについて。 | 孤独が好きな寂しがりやBlog

エネルギーについて。

切込隊長のところにトラックバックしたせいか、アクセス数が伸びているので頑張って書いちゃうぞ。…内容は若干違うけれども(汗)

今までのエネルギー源といえば石油がメインだった。無論、石油だけじゃなくて、水力発電やら火力発電やらがあったんだけど、近年天然ガスというもの

が出てきた。石油と同じくエネルギー源として用いられるために採掘されている。ちょっとうろおぼえなんだけど、エネルギーを産み出す時に二酸化炭素

と水を排出するので、石油(化石燃料)と違って窒素酸化物を排出しない、という意味でも、よりクリーンなエネルギーとして注目されている。

実際、自分の住んでいる小金井市(東京都)にはCoCoバスといって、完全に

天然ガスを使ったバスを使っている。これはある意味で画期的なことであって、ガソリンの代替エネルギーとして天然ガスもあり得るよ、実際に使ってい

るよ、という事を実績で示したものだから。その広告も兼ねている為か、その車両には企業広告なんか一切出していない。その姿はあっぱれではあるんだ

けど、惜しむらくは自分が乗る機会が無い事。Webにある通り路線が限られているし、そもそも自宅は駅から徒歩5分のところだから。
天然ガスのコストを考えると採算が取れているのかは微妙なんだけど、こういうのに税金を使ってくれるのは小金井市民として誇りにできるかな。

天然ガスの一つといえるかもしれないのがメタンハイドレード。これは海底に眠っているメタンをエネルギーに使おうというもの。これのメリットはその

埋蔵量もさることながら、二酸化炭素を海底に流し込めば(化学反応を起こして)同じメタンハイドレードができるんじゃないの?と提示されていること

。ただ問題はメタンハイドレードを引き上げるのにコストがかかること、海底に二酸化炭素を流して生態系にどんな影響が出るのか不明な事。その点をク

リアできれば今後100年くらいはエネルギーに困る事は無いので、期待のエネルギーとも言える。

クリーンという意味で天然ガスより期待が持てるのが太陽光発電と核分裂の2つがあるのかな。
太陽光発電はすでにメジャーとなっている発電方法なんだけど、安定して電力が供給できない事、季節によって発電量が異なる事があって、どちらかとい

うと小規模発電所をゲリラ的に立てている雰囲気。ウチの実家で親父殿が180万円くらいかけて太陽光発電を屋根に取り付けたんだけど、夏の間はかな

り電気代を抑えているという話を聞いたことがある。逆に冬の間はほとんど期待できない、という話も。夏は冷房・冬は暖房を使っている事を考えれば、

やはり冬の発電量は期待できないんだろうな。

核分裂はちょっと前から開発されているエネルギーなんだけど、まだまだ開発途上のよう。一応核分裂でエネルギーを生み出す事は可能なんだけど、核分

裂で生産されるエネルギー以上のエネルギーを注ぎ込まなければいけないんだって。今後の技術開発に期待しなきゃいけないみたいだね。


切込隊長のところでエントリーされたガス田採掘(盗掘)だけど、これが初出したのって確か半年前くらいだったかな?ちょっと記憶があいまいなんだけ

ど。日本のEZZ(排他的経済水域)に天然ガスがある、という事が分かって、それにかかっている島(名前は忘れた)が中国の領土だ、と中国が主張したのをマスコミが報道したのがきっかけだったような気がする。で、そのままズルズル今日まで引きずってきたワケだ。


今回は天然ガスという事で現物が得られる得られないというお話。実は領海云々という問題もあるんだけど、それ以上にあるのがエネルギー問題。要はラ

イフラインを絶対に確保できるのか、という点がある。

現在、日本はエネルギーの97%以上(99%だったかな?)を海外に依存している。石油の大半を輸入しているのは皆さんご存知の通り。石油は船舶で

運んでくるんだけど、それはいわゆるシーレーンを伝って来る(分かりやすく言えば日本⇔台湾の洋上)。
で、これはクライシス・マネージメント(危機管理)の一環になっているんだけど、中国が台湾を併合してしまった時、日本のシーレーンは中国によって

破られる可能性がある。無論いきなりやるとは限らないし現実味は薄いんだけど、外交技術上、日中関係が悪化してしまった時にシーレーンを塞がれてし

まえば、日本に石油が入ってこずに日本産業がストップしてしまう事もありえる。これを一発喰らえば日本経済は混乱してしまうのは自明の理。

つまり何が言いたいかというと、食物自給率もエネルギー自給率も海外に強く依存するのは本来、主権国家としてはやっていけない事であって、なるべく

自給率を上げるよう努力しなければならない。切込隊長も書いてあるとおり、市場(経済)は政治に依存するところがあって、日本の相手国の政治情勢如

何によっては石油輸入も制限されるかもしれないし、食料だって輸入が無くなれば市場が混乱するのは、噂だけでトイレットペーパーが売り切れ続出にな

ったオイルショックや、BSEの全頭検査云々で揉めたら牛丼屋から牛丼が消えてしまったという事実を見れば分かるかと思う。


あと中国には深刻な問題があって、実はエネルギー不足が中国ではささやかれている。あまりにも経済を発展させすぎた影響で、相当電力不足が侵攻して

いるとの事。実際に中国の石油輸入高は相当増えている。かつては石油は自国産出量だけで賄えたのだが、最早輸入しなければいけないくらいに消費するようになった。単に人口量を考えれば当然なのかもしれないけど、2003年には輸入量は日本を超えたとも言われている。わずか10年前には輸入の「ゆ」の字も無かったんだけどね。


そんな状況になったところへ、今回日本のEZZだけど無人島なところに天然ガスが取れると観測が出たからさぁ大変。中国側がゴリ押しで「ここはワシのもんじゃぁ」と言い出してきた。難癖をつけているとしか思えないんだけど、これはある程度目算があるからこそやっているんだろうな。

かつて香港が中国に返還される際、イギリスが「香港の人間が中国に戻りたくないって逝ったらどうするよ」って突っ込んだら中国は「そんなもん攻めてでも奪い返すに決まってるじゃねーか馬鹿」とやり返した事がある。イギリスもダメモトでやっただろうし中国も本気にしてなかったんだろうけど、今回はその図式が当てはまっているかな。イギリス役が中国で、中国役が日本という図式。ちょっとヤバイ感じはするけれども。

もともと日本の外交は外務省が無駄に仕切っているから外交に強い政治家がいないのが微妙なところ。切込隊長も憂いているけど。悪い意味で保守的な伝統だよなぁ。誰も手を突っ込もうとしないのもあるけど、日本は国民主権なので有権者が選ばないからじゃねーかと中国人に突っ込まれたらやだなぁ。

EZZ:
排他的経済水域
沿岸から200海里内における水域。沿岸国に一切の漁業および鉱物資源に対する管轄や海洋汚染規制の権限を認める。経済水域。
(1海里=1852メートル)