スペインの映画はとにかく吹き替え。
こんなに吹き替えが溢れている国も珍しいのかもしれない。
日本では吹き替え版は子供向けアニメに多く、字幕の映画が主流だが、
ここスペインでは大人向けも基本的にスペイン語吹き替え版。
オリジナル(スペインの映画館ではV.O.S.Eと書いてある)を上映している映画館は限られており、マドリード中心部でも数箇所。
私は専らオリジナル派で、話し方へ声も含めてその役者の演技だと思っている。
スペインで活躍している声優は限られているので、いろいろな映画で同じ声、ということが起こる。明らかにおかしいと思うが、こちらの人は違和感ないようだ。
よく、スペイン人が英語苦手なのは、映画がいつもスペイン語に吹き替えられているから」と言われており、隣国ポルトガルは字幕映画が主流なので英語を話せる人が多い、という。果たしてそうなのか。日本は字幕が主流だが、英語のレベルが高いとは言えない。
ただ、スペインではこの話、よく聞く。
一番違和感を感じたのは邦画を吹き替えで見た時。
『海街diary』だった。4姉妹の話だ。日本でも話題になっていたのでスペインで上映されると知って、是非見たい!と思った。だが調べてみると、オリジナル(字幕上映)の映画館では上映しないことがわかった。仕方なく吹き替えの映画館に行ったのだが・・・明らかにおかしい。日本人の女の子たちがスペイン語をゴリゴリ話している。しかも声が全くキャラや役者に合っていない。。。。
ものすごい違和感を感じたが、同時に、貴重な体験をした。
つい先日も1つ貴重なオリジナル上映の映画館が閉館してしまった・・・
おすすめはメトロPlaza de Espana駅近くのCine Princesa(シネ プリンセサ)。
オリジナル上映の映画館だ。裏側の通りには、インディーズ映画をよく上映している映画館もあり、おすすめ。映画までの時間を潰すのにちょうど良いタコス屋やマクドナルドなどファーストフードも近い。
ちなみにスペインも水曜日は映画の日。普段より安く入れる。だいたい通常時の金額は9ユーロ程度(1200円程度)。
面白い映画だとみんな大笑いしたり、歓声が上がったり、日本ではあまりない盛り上がりを見せることもある。1度突然故障でサイレンが鳴り響いて途中でみんなで避難したこともある(何事もなかったので、その後またみんな戻って続きを見たのだけれど)。
旅行で訪れたとしても、映画館に行ってみてはどうだろう。海外らしさが味わえて案外面白いかもしれない。
