野生生物の国際取引を規制するワシントン条約会議に大西洋クロマグロの禁輸案が提起されたのは2年前のこと。欧米が支持した提案(提案国・モナコ)は大差で否決されたが、世界のクロマグロの約8割を消費する日本への批判はやまない。だが、そもそも欧米に批判の資格があるのか疑問だ。東京海洋大学の末永芳美教授が説明する。
アメリカでは、大西洋クロマグロのスポーツフィッシングが弁護士や医師など富裕層の間で盛んです。『ゲーム・ハンティング』などと称して重さや体長を競う。彼らは重さや長さを測って写真を撮ったら、マグロを浜に埋めて廃棄してきたのです。
 その後、1980年代にはマグロが日本で高く売れることに気付き、素人たちが一攫千金に乗り出した時期もあった。彼らがもっと自由にスポーツフィッシングを楽しむため、環境団体と組んでマグロ漁の禁止・制限に乗り出した経緯があります」
 末永氏によれば、ICCAT(大西洋マグロ類保存国際委員会)が米国に割り当てる漁獲枠(948.7t)のおよそ半分がスポーツフィッシング消費なのだという。つまり毎年400~500tがレジャー目的で消えているのだ(日本の同漁獲枠は1000t強)。マグロを釣り上げては埋める人間に「絶滅危惧だから保護しろ」と言われても説得力はない。
 ※SAPIO2012年9月19日号
マグロ漁船で働く、中国人は、釣れた魚に対して、丁寧さがかけるらしい
この魚の命とひきかえに、われわれの、胃袋を満たしてくれるという、
尊重が、日本人の漁師さんには、備わっているから、無駄なことをするのは、心がひけるという、違いがあるそうだ。
このスポーツフィッシングで、消えて行った魚の命は、なんだったのか
戦後の食糧難から、日本でも、大量にマグロの消費が、拡大したらしい
生きるための、マグロだったわけだ。
同じく、クジラに対しても、食文化の違いを、
野蛮人あつかいする、毛唐の、保護団体も、理解してほしいなら
相手も、尊重するという、基本態度にかけるから
いつまでたっても、平行線だと、気づいていない。
欧米至上主義が、未だに通用すると、それを、当然のように、思っている人の存在。
戦争がなくならないのは、こういう、考え方も、かなり関与していると思う。