そのうち彼は、車じゃなくて普通にうちに来るようになった。
きてもお茶して、しゃべって、エッチして、そして帰る。
これがまるで月極駐車場の契約みたいに“定番コース”。笑

でもそれでも心は安定してた。
だって彼はめちゃめちゃマメ。
メールも電話も毎日欠かさない。
わたしの性格もわかってくれてて、ケンカなんてほぼゼロ。
もうそれだけで“最高の彼氏”認定してた。

現場仕事の彼は、
朝10時、昼12時、15時、18時、そして帰るコール、
このタイムカード並みのマメさ。
“出勤・退勤・中間報告”まで完備。
これは会社のシステムですか?ってレベル。笑

そして朝からのメールも忘れない。
前の元彼がマメじゃなくてしんどかった経験があるから、
それが余計に嬉しくて、大好き度が爆上がりしてた。


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この“マメさの愛情”が、わたしをずっと溶かしてくれてたんよね。
これは好きになるわ、間違いない。

会う頻度はやっぱり平日の22時半以降。
平日夜の彼は、仕事終わりに車で迎えに来てくれて、
まずコンビニ。飲み物を買ってもらって、少ししゃべって、
その流れでチョメチョメして、はい解散。
「飲み物は買ってもらってるから幸せ」みたいな気持ちで帰宅。笑

土日はというと、2カ月に1回あるかないかの遠出。
朝から夕方まで遊んで、帰りはラブホ。
でもそのラブホでも、なぜか翌朝5時には彼は帰るのがルール。
“5時起きして帰るって何?新聞配達?”ってレベル(笑)

でも当時のわたしは、そんな謎ルールにも
「彼、忙しいのに会ってくれてありがとう♡」状態で大満足。
5時に起きて眠たい目こすって彼に送ってもらい、
「今日も幸せ♡」とか思いながらバイバイしてた。

今思えば、
遊び?既婚者?いや、そんな疑いすら持たないほど
当時のわたしは“愛されてる度ナンバーワン!”でした。笑
ついにピンクなホテルへ突入してチョメチョメした後の私の感想はというと──

「身体の相性…まだ分からん!!良くも悪くもない!!」

なんかこう、例えるなら……
新品の家電を買ったけど、まだ説明書ちゃんと読んでへんから本気出してくれてるのか分からんみたいな感じ。

もっというなら…
“味見だけして帰ってきた”みたいな、まだ本料理ちゃうよね?感。

彼の方もこっちも、
「え、これ本気モード?まだウォームアップ?」って手探りで、
お互いまだ“相性チェックの試運転中”ってとこ。

だから悪くはないねん。
でも、めちゃくちゃ相性ええ!!って感じでもなくて、
**「うん、とりあえず次もう1回乗ってみよか」**くらいのテンションやった。