三好達治というのはなかなか大きな、幅の広い詩人ですので、どこから手を着けようかと迷っているのですが、とりあえず「おんたまを故山に迎ふ」を取り上げようかと思ったところ、これは1938年(昭和13)の発表、収録詩集『艸千里』も1939年刊行で、40年代の詩ではなかったんですね。

 というわけで、1942年刊行の『捷報いたる』から「捷報臻る」を取り上げ、「おんたまを故山に迎ふ」等の前後の作品と比較して読んでみようということにするかと思います。(リンクはあくまで参考ということで)